続いて、藤枝章 ビジネス開発センター事業開発部長が、建設・不動産用語に特化したiOS版の音声入力キーボードアプリ「AmiVoice スーパーフロントエンダー」の特徴と新機能を解説。
アプリの特徴としては、建設・不動産に特化した音声認識エンジンを装備し、専門的な業界用語に対する認識精度が高く、一般的な業務用語も網羅することで、ストレスフリーで扱える点を挙げた。クライアントごとに専用エンジンも開発できるほか、事務所内の他システムに干渉しない独立した仕組みも強みであるとした。
同社の調べによると、テキストの入力効率は、スマートフォン上で指を動かして操作する“フリック入力”の6倍、iOSのAIアシスタント・Siriの5倍と、大幅にスピードアップする。専門用語が多くなるほど、その差は大きなものとなるという。
音声入力したテキストデータの転送も容易で、iPhoneやiPadといったiOS間であればボタン一つで完了。新たに、iPhoneやiPad からWindows版のPCにもワンタップのみでデータ転送できるようシステムを強化した。
今回のバージョンアップにより、テキスト入力だけでなく、写真撮影や手書きもワンタッチで可能にしたほか、転送・保存・撮影・改行などの音声操作、句読点の音声入力にも対応するなど、あらゆる細かい機能を盛り込むことでユーザビリティの強化を図った。
画像転送の機能は今回加わったもので、iPadなどで撮影した写真はもちろん、確認印や会社のロゴも任意の場所へ転送できる。さらに、業界用語・略語・製品名などの単語登録も上限なしで行える。
導入コストは、基本料金が会社ごとに月額5万円、ライセンス料金は1ユーザーあたり月額500円からで、例えば1000ユーザーで月額410円、5000ユーザーで月額262円と、利用者数に応じて異なる。
会見の終わりに、建設・不動産業界向けの新サービスとして、Rixioの抱える人材を生かした「内覧会システム」と「新配筋検査システム」の提供も2018年11月に予定していると発表。今後、検査系を中心にアプリのラインアップをそろえていく方針を明らかにした。
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