DesignJetの新機種は、2018年6月に販売をスタートしたA1またはB0サイズ対応の「Z6/Z9+シリーズ」と、同年8月9日に発売するB0・60インチ対応の「HP DesignJet Z6810」を出品。
Z6/Z9+は、6色または9色インク搭載モデルで、新しいプリントテクノロジー「HP Pixel Control」を備える。ピクセル単位で色を制御し、従来よりも精密な色定義が可能で、とくにグラデーションの滑らかな表現で威力を発揮する。会場では、写真家・映画監督 蜷川実花氏の写真展で作品出力に採用され、蜷川氏が認めた写真画質を紹介。HP Vividフォトインクとの組み合わせで、細部まで鮮明に表現できるフォトレベルの品質を訴求した。
HP DesignJet Z6810は、Z6800をバージョンアップさせたHP774プリントヘッド採用の高速フォトモデル。クロマティックレッドインクを採用し、赤の表現力が向上している他、B0サイズモデルは印刷スピードを25%高速化させ、HDD容量も500GBに増加した。
ブースでは他に、スキャナーとプリンタを完全に一体化した軽量コンパクトな「HP DesignJet T830 MFP A1モデル」、インクジェットプリンタでは最速の大判カラー複合機「HP PageWide XL5100 MFP」などの出力デモが行われた。
また、商業印刷向けでは、新機種の「HP Indigo 12000 HD デジタル印刷機」を発表。B2サイズ対応の高解像度イメージングシステムを採用し、解像度が2倍となり、よりシャープかつ滑らかで微細な印刷が可能となった。
ソリューションでは、2016年からサービスを開始した「HP Print OS」を解説。ウェブ・モバイルアプリを備えた量産印刷用オペレーティングシステムで、クラウドベースのPrintOSプラットフォームにどこからでもアクセスできる。データ送信から印刷物の発送までの一連の作業を可視化して、印刷業務を効率的に管理できるとPRした。
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