6.6万m2の都市型ショッピングセンター「日本橋高島屋S.C.」が9月25日に誕生(2/2 ページ)

» 2018年05月29日 06時00分 公開
[石原忍BUILT]
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区域面積約2.6haに、総延べ28万m2の3棟を建設

 日本橋高島屋S.C.は、日本橋二丁目地区市街地再開発組合が推進する「日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業」の一環にあたる。重要文化財の高島屋本館を事業の核と位置付けて保存活用し、日本橋の伝統と文化を受け継ぎながら、賑(にぎ)わいの形成に寄与することを目的としたプロジェクト。区域面積は約2.6ha(ヘクタール)、総延べ床面積は約28万6475m2。

 今春にオープンした東館を基壇部とする「太陽生命日本橋ビル」は、敷地面積2991m2に、建築面積2699m2を割り当て、地下5階・地上27階(高さ143m)、延べ床面積は6万138m2の規模。施工は大林組。

 9月に開業する新館を基壇部とする「日本橋高島屋三井ビルディング」は、敷地面積6023m2のうち建築面積は5979m2。地下5階・地上32階(高さ176m)、延べ床面積は14万8064m2。施工は鹿島建設が担当している。

日本橋二丁目地区第一種市街地再開発事業3棟の配置 出典:高島屋

 上記の大規模複合ビル2棟の他、高島屋本館の屋上を中心とした緑に囲まれた約6000m2のオープンテラス、周辺地区と駅をつなぐ歩行者回遊空間も整備中。高島屋本館と新館をつなぐ区道284号線は歩行者専用道路とし、上空には「大屋根」を設置することでガレリア空間を生み出す。全工程の竣工は2019年2月末の予定。

 日本橋二丁目地区市街地再開発組合の組合員は昭光通商、高島屋、太陽生命保険、帝国繊維、ヒューリック、丸の内よろず、三井不動産、山本山、個人地権者10人で構成されている。

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