今回の国際ドローン展では、このスマートコンストラクションの内、ドローンを使った高精度測量についての出展を中心に行った。コマツは使用するドローンとして米国スカイキャッチのものを使うとしている。ドローンからデジタルカメラでマーカーを設置した建設現場を撮影し、これをKomConnectで処理することで3次元データに仕上げる(図2)。
同社では、2014年度はICT建機なども含むスマートコンストラクション事業全体で「400〜500現場での利用実績がある」(同社 スマートコンストラクション推進本部 事業推進部 マーケティンググループ 奈良岡歩氏)としている。ドローンなどを活用するケースについては「まだその内の一部」(同)としているが、着実に利用は増えつつあるという。
これらの利用者は「期待した精度が出ない」とした厳しい反応がある一方で、「実測した数値とほとんど変わらない」と高い評価を受けるケースもあったという。ただ、作業工数を大幅に低減できることについては「おおむね高評価を得ている」(同氏)としている。
奈良岡氏は「人力で測量するのが難しいような大きな現場や、測量に危険が伴うような場所など、ドローンの活用で大幅に作業効率が上がるような場面も多い。徐々に活用は増えると考えている」と述べている。
太陽光も「ロボ」の時代、空撮自在・異常検知
どこが故障してもぴたりと分かる、何千枚もあるメガソーラーの太陽電池
電力の購入量を9割以上も削減できる新工場、生産改革と省エネを一挙に実施Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
人気記事トップ10