建物の維持管理で、日々の省エネはコスト削減の重要項目と位置付けられる。テルウェル東日本は、「空調機1台から始められる手軽な効率化」と「建物全体の大規模な電力最適化」という異なるアプローチで、施設の規模や予算に応じた柔軟な省エネを提案する。
NTTグループのテルウェル東日本は、「メンテナンス・レジリエンス2026」(会期:2026年7月15〜17日、東京ビッグサイト)の「第52回 プラントメンテナンスショー」に出展し、環境ブランド「EneLead」の2製品を提案した。
出品したのは、室内機に設置するだけで手軽に空調の省エネができるシート「CONTINEWM(コンティニューム)」と、建物全体のトランス(変圧器)単位で省エネが可能な「FORCE(フォース)」。いずれも設置方法がシンプルで、初期コストも抑えられる特長が評価され、双方とも国内外の多くの施設に導入されている。
空調の省エネシートのCONTINEWMは、韓国の会社が開発した製品で、テルウェル東日本が代理店として販売している。CONTINEWMの特徴は、エアコンの「静電気」に着目した仕組みにあり、空調の室内機に取り付けるだけで効果を発揮する。
一般的な空調の室内機内部では、吸気のためにファンが回転している。しかし、ファンの回転で生まれるプラスの静電気は、空気中の静電気と反発して空気の流れに対する抵抗となる。
CONTINEWMは、室内機から静電気を取り除き、気流を整える。静電気による抵抗を除去/軽減することで、空気の流れをスムーズにし、設定温度への到達スピードを改善する。結果として、室外機が休む時間が増加し、省エネが実現する。
空調が最も電力を消費するのは、設定した室温に達するまでの時間だ。CONTINEWMは、空気の流れを改善することで、室外機にとって負荷の高い時間を短縮し、消費電力を抑える。ブースでは、テルウェル東日本の検証値として10%程度の省エネ効果があることを示していた。
CONTINEWMは、柔らかい樹脂素材で作られている。さまざまな室内機のフィルターの形やサイズに合わせてハサミで簡単にカットでき、フィルターと内部の間に載せるだけで完了する。そのため、設置時に特別な知識や工具などは不要だ。
設置後にも特殊なメンテナンスの必要はなく、基本的にメンテナンスフリーで、室内機のフィルターを掃除するタイミングで水洗いや水拭きをするだけで済む。耐用年数は10年だが、基本的に機能は劣化せず、物理的な破損がなければ10年を超えても設置したままで効果を発揮し続ける。
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