One Technology Japanが提供する、iPhoneでスキャンした配管設備をAIで自動認識し、BIMに変換するサービス「insightScanX」が、神奈川県の「かながわ・スタートアップ・アクセラレーション・プログラム(KSAP)アーリー編」に採択された。
One Technology Japanは2026年10月6日、iPhoneで現場を歩きながらスキャンした配管などの設備をAIが自動認識し、BIM(3D図面)に変換するサービス「insightScanX」が、神奈川県の「かながわ・スタートアップ・アクセラレーション・プログラム(KSAP)アーリー編」に採択されたと発表した。
建物の改修工事には現況の図面が不可欠だが、竣工図が存在しない、または実態と合わない既存建物が数多くある。その場合、経験豊富な技術者が現場に通い、約40平方メートルの機械室でも測り直しと図面起こしに2週間を要するという。
insightScanXは、建設分野の知識で部材候補を絞り込むAIを中核技術とする。配管の接続順序を学習する方式は特許出願済み。検証現場では、iPhoneで機械室を1回スキャンし、配管136本を自動認識した。現在は大手空調衛生設備会社と検証を進めており、2027年1月の販売開始を予定している。
KSAPは、神奈川県が社会課題の解決に取り組むベンチャー企業を支援するプログラム。アーリー編には34社が応募し、社会性と経済性の観点から外部有識者が審査した結果、One Technology Japanを含む10社が選ばれた。全6回の講座や専任メンターによる個別伴走支援に加え、資金調達、知財、広報などの専門家による助言を受けられる。投資家や金融機関、大企業などの紹介や最大100万円の支援金も用意されている。
One Technology Japanはプログラム期間中、作業時間60%削減に向けて自動化率の改善を図る他、導入意思のある3社の獲得、ファイナンスメンタリングを通じた資本政策の設計に取り組む。
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