TTESは、インフラ点検DXのツールとして、橋梁やトンネルなどの構造物のひび割れや支承の変位を0.1ミリ単位で高精度に測定できる「フォトノギス」を訴求している。測定方法は、2枚のプレート間をスマホやデジカメで撮影するだけで、電源や通信環境を必要としない。さらに画像解析と2次元バーコードによる個体管理により、点検プロセス全体の大幅な業務効率化が見込める。
国内の社会インフラで老朽化が進む中、橋梁(きょうりょう)やトンネルの維持管理は喫緊の課題となっている。しかし、現場には熟練技術者の不足、高額な計測機器の導入コスト、電源や通信環境の確保といった高いハードルが立ちはだかる。
こうした課題を解決するソリューションとして注目を集めているのが、TTESが「メンテナンス・レジリエンス2026」(会期:2026年7月15〜17日、東京ビッグサイト)の専門展示会「第20回 インフラ検査・維持管理・更新展」で披露した「フォトノギス」だ。距離の変化を測りたい2点間にターゲットとなるプレートを設置し、撮影するだけで距離の増減を精密に測定できる。計測データはサーバ上に蓄積されるので、経年による変化も比較などが可能だ。
フォトノギスは、一対の計測用プレートを構造物に貼り付け、その間隔の変化を写真撮影によってデータ化するシステムだ。最大の特徴は、画像解析の技術を用いてターゲット間の「相対的な距離の変化」を算出する点にある。
使い方はシンプルで、まず計測したい箇所(ひび割れの両端や橋梁の支承、目地など)に、専用のターゲットプレートを貼り付ける。その後、スマホや一眼レフカメラでターゲットを撮影し、その画像をクラウド上のWebアプリへアップロードするだけだ。
システム側では、画像のピクセル単位よりも、さらに細かい「サブピクセル解析」により、0.1ミリ単位の高精度な計測が実現する。従来のようにノギスやクラックスケールを使用せずとも、離れた場所から迅速かつ正確にデータを取得することが可能だ。
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