三機工業は、BIMデータを活用してダクト系試運転調整作業を効率化する「試運転調整支援ツール」を開発した。
三機工業は2025年12月23日、BIMデータを活用してダクト系試運転調整作業を効率化する「試運転調整支援ツール」を開発したと発表した。自社開発の設計・施工支援システム「BIM計算連携プラットフォーム」と連携し、試運転調整に必要な解析モデルの作成を半自動化することで調整作業を省力化する。
クリーンルームの室圧管理は清浄度維持のために重要で、施工完了後の試運転調整では、運転パターンや局所排気設備の稼働状況に応じた調整が求められる。多くの手間やノウハウを要し、効率化が課題だった。
試運転調整支援ツールは、BIMデータを取り込んでシミュレーションモデルを作成し、仮想環境で制御機器を動作させて室圧や風量のバランスを自動計算する。従来は施設完成後に実施する調整作業を施工図完成時点に前倒しすることで、実施設での試運転調整作業の時間と作業負荷を削減できる。
三機テクノセンターに構築したモックアップ施設では、調整作業の時間と作業工数を約3割効率化できたという。新ツールの活用に向けて、モックアップ施設を活用した若手技術者向け研修プログラムも整備した。
今後は新ツールの適用範囲をオフィスや工場などの空調システムにも拡大し、調整業務の効率化と技術力、設計・施工品質の向上を図る。
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