Terminal.0には、研究開発のための3つの機能がある。連携と交流を目的とした「コワーキング」、実証実験を行う「テストフィールド」、研究成果の発表とPRを行う「プレゼンテーション」だ。
日本空港ビルデング 事業開発推進本部 事業開発部 事業開発課 副課長 池田篤氏は「Terminal.0は2階をテスフィールド、3階をワーキングフロアとした。他のコワーキングスペースにはない特徴のひとつは、テストフィールドを整備して、空港に近い環境で実証実験ができるようにしたこと。より効果的で確度の高いさまざまな検証が行える」と説明する。
コンソーシアムや開発ユニット単位での定例的な活動に加え、日常的に同じ空間で仕事をすることで、企業/団体間の連携と交流を密にしながら研究開発を進める。
テストフィールドでは、課題に対する取り組みの方向性を確認しながら、空港に近い環境での実証実験を数多く行う。施設内だけでなく、羽田イノベーションシティ全体、また、必要に応じて羽田空港も活用しながらより効果的な展開を目指す。
プレゼンテーション機能について、池田氏は「当社は Terminal.0で開発した技術を空港に導入することを目的としているが、同時に、研究内容を成果として外部に発信する場としても捉えている」と述べ、空港オペレーターや行政などに対してのプレゼーション、発表の場としても活用して行くと語った。年次報告書の作成や共同プレスリリースの作成を通じて、成果のPRも支援する。
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