国土交通省は河川空間を活用したドローン物流の実証実験の参加者を決定したことを発表した。全国18カ所で22団体が関係者と連携し、現地実証や意見交換会などを実施する。実施期間は2022年9月から2023年3月。
国土交通省は河川空間を活用したドローン物流の実証実験の参加者を決定したことを発表した。全国18カ所で22団体が関係者と連携し、現地実証や意見交換会などを実施していく。実施期間は2022年9月から2023年3月の予定で、その後国土交通省においてマニュアル作成・支援策などへ反映する。
物流分野などの担い手不足や地方部の人口減少・高齢化が進行する中、障害物の少ない河川上空でのドローン物流の社会実装を促進することで、地域課題の解決や地域活性化を図ることが期待されている。また、河川巡視へのドローンの活用の検討も進められており、将来的に巡視用ドローンも含め複数のドローンが河川上空を飛行することが想定される。
これを踏まえ同実証実験では、河川上空を飛行ルートとして活用する際のルールづくりの必要性や支援策などを検討する。事業計画の検討、飛行計画作成、各種法令など申請手続き、実飛行のいずれかを河川管理者・地方公共団体・民間事業者が共同で実施し、現地実証から得た知見・課題を元に、検証事項に関する意見交換会を実施する。効果的な空間利用や河川巡視用ドローンとの河川空間の安全な共同利用に関する事項、ドローン飛行に必要となる情報・データなどの共有などを検討するという。
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