物流施設開発事業の第1号案件が埼玉県加須市で着工、アスコット:リテール&ロジスティクス
アスコットは、埼玉県加須市で計画を進めていた物流施設「アスコット・プライム・ロジスティクス加須」の地鎮祭を2022年9月14日に完了し、同月15日に着工したことを発表した。
アスコットは、2021年に新規参入した物流施設開発事業の第1号案件として、埼玉県加須市で開発を進めていた物流施設「アスコット・プライム・ロジスティクス加須」が2022年9月15日に着工したことを公表した。
開発地は、東京都心から約50キロ圏の埼玉県北東部に位置し、東北道「加須インターチェンジ」から約4キロのエリアにあり、埼玉県内だけでなく、首都圏全域への集配送が可能な地域にある。さらに、東武伊勢崎線「加須」駅から徒歩約15分の場所にあり、住宅エリアにも近いことから、子育て中の女性も働きやすく、物流施設の雇用確保および地域の雇用創出の場としても期待される。
アスコット・プライム・ロジスティクス加須は、S造地上3階建ての物流施設で、建物の外観では、利根川流域にある加須で、太古から水の恵みを受けた田園地帯が広がっていたことを踏まえるとともに、加須市の伝統工芸品である鯉のぼりからインスピレーションを受け、川の水面がきらきらとやさしく瞬く様子と空をおよぐ鯉のぼりを白や淡いグレーの陰影で表現する。
「アスコット・プライム・ロジスティクス加須」の完成イメージ 出典:アスコットプレスリリース
アスコット・プライム・ロジスティクス加須は、S造地上3階建てで、延べ床面積は8782.98平方メートル。所在地は埼玉県加須市土手2丁目1329番5で、敷地面積は5035.29平方メートル。用途は倉庫・事務所。設計はスピリッツ・オフィス一級建築士事務所が担当し、施工はナカノフドー建設名古屋支社が担い、竣工は2023年夏を予定している。
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