回転する風力発電ブレードのドローン点検事例、DJI JAPAN産業用ドローン体験会ドローン(3/5 ページ)

» 2022年08月23日 07時00分 公開
[遠藤和宏BUILT]

スターライトセンサー付きのナイトビジョンズームカメラを搭載

DJI JAPAN エンタープライズ事業部 マネジャー リ・シャンシャン氏

 DJI JAPANのリ・シャンシャン氏は、「DJI製業務用ドローン“Matrice 300 RTK”に対応したジンバルカメラ“Zenmuse H20N”の概要を説明する。2022年4月末に出荷がスタートしたZenmuse H20Nは、低照度の環境でも対象物を鮮明に撮れる“スターライトセンサー”付きのナイトビジョンズームカメラやナイトビジョン広角カメラ、2倍の光学ズームに応じるサーマルカメラと8倍の光学ズームが行えるサーマルカメラ、最大範囲1200メートルのレーザー距離計で構成される」とコメントした。

会場で展示されたジンバルカメラ「Zenmuse H20N」

 両サーマルカメラは併用すれば、最大32倍までズームでき、ホットスポットを特定し、細部を確かめられる。サーマルカメラとスターライトセンサー付きナイトビジョンカメラは両方を連動してズームすることで、各カメラで取得した映像を同時に見られる。

 この機能により、画面上で簡単に、2つの映像を細部まで比べられるため、Matrice 300 RTKを用いた夜間の点検やパトロールといったさまざまな業務の効率がアップする。なお、機体は、保護等級IP44に対応し、動作環境温度はマイナス20度からプラス50度までと、厳しい環境でも使える。

ジンバルカメラ「Zenmuse H20N」の仕様

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