中央日本土地建物は、「(仮称)一宮市物流施設プロジェクト」で、愛知県一宮市でマルチテナント型物流施設の開発を進めている。
中央日本土地建物グループは、子会社の中央日本土地建物が、「(仮称)一宮市物流施設プロジェクト」として、愛知県一宮市で開発を進める物流施設が2022年7月19日に着工したことを同月20日に発表した。
開発地は、2021年3月に開通した東海北陸自動車道「一宮稲沢北インターチェンジ(IC)」から0.5キロの場所にあり、「一宮西IC」から約3.7キロの地域に位置し、一宮西ICは名神高速道路にアクセス可能な「一宮ジャンクション(JCT)」に隣接する。
さらに、中部地方における物流の一大集積地である小牧市に近接し、名古屋市近郊へのアクセスだけでなく、中部地方全体への広域配送に応じる。周辺には、大手物流会社や生産工場があり、拠点の集約と分散のニーズにも対応する。
建物は、地上4階建てのマルチテナント型物流施設で、1区画当たりの面積は6500平方メートル以上とし、計8区画まで分割できるように仕上げる。各フロアは、梁(はり)下天井高を5.5メートルとし、床荷重を1平方メートル当たり1.5トンとする。
加えて、スロープによって1階だけでなく3階のトラックバースにも大型トラックが直接上れるようにする見通しだ。1階の東側には入居企業向けの共用ラウンジを設け、職場環境を良好にし、雇用促進につなげる。
建物は、SRC造/S造地上4階建てで、延べ床面積は6万4373.43平方メートル。所在地は愛知県一宮市大和町北高井字石田7他(地番)で、敷地面積は3万2195.52平方メートル。
駐車場は乗用車用が130台分で、トラックバース用は80台分、大型車待機用は16台分。設計・監理・施工は清水建設が担い、コンサルティングはフクダ・アンド・パートナーズが担当し、着工は2022年7月19日で、竣工は2023年12月を予定している。
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