イクシスは、ソニーグループと共同研究開発契約を締結し、BIM/CIMとロボット間の双方向連携を実現するイクシスのプラットフォーム「i-Con Walker」と、ソニーの「ロボティクスプラットフォーム」を連携させ、建設現場で自律移動ロボットを実装する枠組みを検証する実証実験を進めている。
イクシスは、ソニーグループと共同研究開発契約を締結し、BIM/CIMとロボット間の双方向連携を実現するイクシスのプラットフォーム「i-Con Walker」と、ソニーの「ロボティクスプラットフォーム」を連携させ、建設現場で自律移動ロボットを実装する枠組みを検証する実証実験などに取り組むことを2022年5月26日に発表した。
建設業界では昨今、就労人口の減少や就労者の意識変化といった要因により、現場での生産性と安全性の向上、コスト削減などの実現が求められている。こういった問題を解消するために、ロボットや人工知能、センサー、IoTネットワークの活用が注目されている。
一方、イクシスでは、社会・産業インフラ分野でロボットなどの利活用によりデジタル・トランスフォーメーション高度化のニーズが高まり、BIM/CIMが重要な役割を担うと考え、BIM/CIMとロボットを双方向連携させるプラットフォームとしてi-Con Walkerを開発した。
さらに、建設現場の多様な需要に適用するためには他社との連携も必須と考え、他社システムと連携するためのインタフェースを汎用化する取り組みを推進している。加えて、イクシスは、同社のi-Con Walkerとソニーのロボティクスプラットフォームを両システム間で連携させる検証を行ってきた。
今回の実証実験では、i-Con Walkerとロボティクスプラットフォームの連携を発展させ、両社が持つロボット制御技術、画像処理技術、3Dデータ(BIM/CIM)連動技術を組み合せる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.