屋上に8種類の花火大会を望めるテラスを設ける分譲マンション、大和ハウス工業らプロジェクト

大和ハウス工業と総合地所は、東京都江戸川区で開発を進める分譲マンション「プレミスト新小岩ルネ」を2022年3月5日に発売した。

» 2022年05月09日 07時00分 公開
[BUILT]

 大和ハウス工業は、総合地所とともに、東京都江戸川区で計画を進める分譲マンション「プレミスト新小岩ルネ」の概要を2022年3月3日に発表した。

最上階の「スカイラウンジ」にはWi-Fiを構築しリモートワークに活用可能

 開発地は、JR総武線/総武線快速「新小岩」駅から徒歩17分の場所にあり、住環境が良好な江戸川区中央1丁目に位置する。徒歩5分圏内には、24時間営業のスーパーマーケット「西友江戸川中央店」だけでなく、「江戸川区立第三松江小学」「江戸川区立松江第三中学校」といった教育施設や「江戸川区役所」と「江戸川区立中央図書館」などの公共施設が林立している。

開発地周辺の施設 出典:大和ハウス工業プレスリリース

 さらに、水と緑が豊かな「小松川境川親水公園」や「文化センター公園」など、多くの公園もある。周辺には、約140店舗が立ち並ぶ商店街「新小岩ルミエール商店街」も存在するため、生活利便性と自然環境が整っている。

 プレミスト新小岩ルネは、RC造地上15階建てで、東京都江戸川区で豊かに暮らすことをイメージした「TOKYO EDENCE PROJECT」をコンセプトとし、つながりや交流をキーワードに多様な共用施設を設ける。

「プレミスト新小岩ルネ」のイメージ 出典:大和ハウス工業プレスリリース

 具体的には、敷地内に中庭「サンパティオ」を配置し、1階に「コミュニティーラウンジ」を用意して、最上階に「スカイラウンジ」を設け、屋上には緑化を施した屋上テラス「エアリ―テラス」を搭載する。

 サンパティオは、プライバシーに配慮した空間にするとともに、入居者同士が交流を深められる場に仕上げる。コミュニティーラウンジは、地中海リゾートをモチーフに白を基調とした明るい空間とし、海の青と太陽の黄色をアクセントとした家具を配置して、家族や友人などが集えるスペースとする他、ラウンジ内にはリモートワークや勉強もできる「ワーキングブース」を完備する。

左から、「スカイラウンジ」「コミュニティーラウンジ」「サンパティオ」 出典:大和ハウス工業プレスリリース

 スカイラウンジは、濃茶色を基調としつつ黒と金色をアクセントカラーとして活用し、ソファや天井から吊り下げられたハンギングチェアなどを配置して、重厚感や高級感のある空間にする見通しだ。加えて、Wi-Fiも構築し、リモートワークスペースとしても使えるようにする。

 エアリ―テラスは、空一面を見渡せる開放的な空間とし、「隅田川花火大会」や「江戸川区花火大会」など8種類の花火大会が見られる見込みだ。

 環境配慮に関しては、資源循環の観点からSDGsに貢献するため、家庭から発生する生ごみを、微生物の働きをで分解させ堆肥を作ることが可能な「コンポスト」を提供する。コンポストは、生ごみを捨てる手間や生ごみ臭を解消するとともに、生成した堆肥はバルコニーのプランターで作れる家庭菜園にも使える。

「コンポスト専用バッグ」(左)と家庭菜園のイメージ(右) 出典:大和ハウス工業プレスリリース

 また、コンポストをバルコニーに置いて、2カ月にわたり生ごみを投入し、3週間熟成させると堆肥が完成。完成した堆肥は臭いもほぼないため、周囲の住民に迷惑をかけにくい。

プレミスト新小岩ルネの概要

 プレミスト新小岩ルネは、RC造地上15階建てで、延べ床面積は9998.30平方メートル。所在地は東京都江戸川区中央1丁目1539番の1で、敷地面積は2833.54平方メートル。総戸数は122戸(別途管理事務室1戸)で、専有面積は65.49〜78.66平方メートル、間取りは3〜4LDK。設計・監理・施工は長谷工コーポレーションが担当し、着工は2021年4月30日で、竣工は2023年6月中旬を予定している。

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