ウェザーニューズは、同社の航空気象サービス「FOSTER-GO」に強風リスク予測と瞬間風速予測を追加した。ドローンやヘリコプターの安全運航に寄与するものとなっている。
ウェザーニューズは2022年3月22日、同社の航空気象サービス「FOSTER-GO」に強風リスク予測と瞬間風速予測を追加したと発表した。ドローンやヘリコプターの安全運航に寄与するものとなっている。
強風リスク予測では、上空150mまでの風速や風向を、250mメッシュで高度10mごとに8時間先まで提供する。また、風速によって強風リスクを「安全」「注意」「危険」の3段階で表示する。
瞬間風速予測では、48時間先まで1時間ごとに、全国約1000地点のピンポイント予測をグラフで確認できる。風速は一般的に10分間の平均値で表されることが多く、瞬間風速の予測が困難となっていた。同社は独自開発したAI(人工知能)による予測モデルを採用しており、突風のリスクをより正確に捉えられる。
FOSTER-GOの専用ウェブサイトはマルチデバイス対応となっており、PC以外にスマートフォンやタブレットでも閲覧できる。
同社は今後、ライブカメラや気象IoT(モノのインターネット)センサー「ソラテナ」、気象レーダーなどの設置を進め、安全運航に向けた支援を強化する。また、ドローンのナビゲーション機能の開発も進める。ドクターヘリを対象とした運航可否判断のサポートで得た知見を活用する。
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