通天閣観光、竹中工務店、タンデムの3社は2021年9月、大阪市浪速区の展望台「通天閣」に体験型アトラクション「TOWER SLIDER」を取り付ける工事に着手した。TOWER SLIDERの完成後は、国内外の一般消費者に対して面白さと楽しさを訴求し、通天閣の新しい魅力発信ツールとして積極的に活用する。
通天閣観光、竹中工務店、タンデムの3社は、大阪市浪速区の展望台「通天閣」に体験型アトラクション「TOWER SLIDER」を設置する工事に着手したことを2021年12月13日に発表した。
TOWER SLIDERは、通天閣3階の「中間展望台」から地下1階の出口まで、スパイラル状に滑り降りられる全長60メートルの滑り台で、試験運用期間を経て、2022年のゴールデンウイークにオープンする。
具体的には、通天閣の3階(地上22メートル)から、エレベーター塔の外周を周回(1回転半)して地下1階(地上からマイナス4.5メートル)まで、約10秒で一気に滑り降りられる(斜度約30度)全長60メートルの体感系滑り台。最上部の乗り口は、支柱を上下に配する事で、地震などの災害時でも安全に使える構造とし、免震型滑り台とする。
滑り台のスロープ部分は、飛び出す危険性のないチューブ形状で、耐候性に優れたステンレス製チューブの天井に、透明の遮熱ポリカーボネート板を使用することで、通天閣を見上げながらの滑降を実現する見通しだ。
通天閣では、TOWER SLIDERを採用するこで、アトラクション的要素を導入し、これまでの景色を見るだけの観光施設から脱却して、楽しく刺激的に感じられる施設へとリニューアルする。
TOWER SLIDERの建築地は、大阪市浪速区恵美須東1丁目18番6号で、建物用途は工作物。設計・施工(統括)は竹中工務店が担当し、スライダー本体の設計・施工はタンデムが担い、工期は2021年9月〜2022年4月を予定している。
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