ワタミは2019年10月、岩手県陸前高田市と協定を締結し、2021年3月11日に「日本初」(同社)という農業テーマパーク「ワタミオーガニックランド」を同市気仙町に開業することを明らかにした。
ワタミオーガニックランドは、ワタミの新規事業である農業テーマパーク事業を展開するための施設。開業後は段階的に約23ヘクタール(東京ドーム5個分)まで拡充していく予定で、来場者は年間約35万人を見込んでいる。
本施設では、ワタミグループが有機農業事業で培ってきたノウハウを活用し、農場・牧場・養鶏場・工房・ショップ・レストランなどを開設する。来場者への畑作・畜産体験サービスの提供の他、本施設内で農作物の生産から加工、販売までを手掛ける。
また有機・循環型社会をテーマとする本施設内には、エネルギー(発電)施設も設置。再生可能エネルギーを活用した循環型6次産業モデルの拠点となる。
同グループの渡邉美樹CEOは、震災が発生した2011年から陸前高田市の参与を務めてきた。東日本大震災発生から10年後の節目に農業テーマパークを同市に開業することで、被災地の農産加工品のPRや地方創生につなげたい考えだ。
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