三菱地所ホームは、コロナ禍によって変化した暮らし方と住まいへのニーズに応えるバーチャルモデルハウス「風通しの良い家」を2021年4月27日に同社のホームページ上で公開した。風通しの良い家は、働き方改革で注目されるフリーアドレスの考え方を取り入れた戸建て住宅で、ゾーニングの工夫により、快適に仕事や家事が行いやすい居室空間だ。
三菱地所ホームは、コロナ禍によって変化した暮らし方と住まいへのニーズに応えるバーチャルモデルハウス「風通しの良い家」を2021年4月27日に同社のWebサイト上で公開した。当日には、オンラインで記者説明会を開き、三菱地所ホーム 事業推進部 企画グループリーダー 原祥子氏が風通しの良い家について紹介した。
風通しの良い家は、コンセプトを「空間と空気で“目に見えない心地よさ”を追求した住まい」とし、「都心を少し離れ、広々と生活がしたい」と考える4人家族をの住まいをイメージしたモデルハウス。建物内には、コンパクトな室内機で24時間365日にわたり家中を換気しつつ、空気の清浄化と温度の調整を部屋ごとに行える全館空調システム「エアロテック」を設置。エアロテックは、廊下や玄関、パントリー、洗面室といった各エリアの室温と湿度をコントロールし、屋内のどの場所でも季節や時間を問わず快適な居住空間を保つ。
他の特徴は、1階玄関の「ウイルス・ケア・ゾーン」や意匠性の高い通路「TOHRI-NIWA」、キッチンを中心とした1階のリビングダイニング「ステップKDL(Kitchen、Dining、Living)」を備えている点だ。
三菱地所ホームの原氏は、「玄関のウイルス・ケア・ゾーンは、ウイルスや臭気、アレルギー物質を除去するUVクリーンユニットと高性能除塵フィルターを備えた新・エアロテック-UVの室内機をシューズクローク内に取り付けている。新・エアロテック-UVは、上着やカバンに付着した花粉を取り除ける他、エアロテックとは異なりウイルスを除菌し、室内に持ち込むのを防ぐ。室内機は、搭載されたUVクリーンユニットと高性能除塵フィルターで、吸い込んだ空気を清浄化した後、各居室に送るので、吹き出し口から室内へ届けられる空気を清潔に保つ」とコメントした。
TOHRI-NIWAは、町家などに見られる通り庭から着想を得たもので、敷地内の表庭と裏庭を直線に接続する1階の屋内通路で、子供の遊び場や運動スペースなどとしての利用をイメージしている。
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