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» 2020年04月30日 09時00分 公開

海外事業を評価され、大林組やIHIインフラシステム、安藤ハザマがJapaCon国際賞を受賞産業動向(3/3 ページ)

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世界30か国以上で圧入工法を実施

 一方、中堅・中小建設企業部門では、応募総数8社の中から、海外での事業展開を評価され、技研施工とヘリオス・ホールディングスが国土交通大臣表彰に決まった。

 技研施工は1983年、ドイツで行われた展示会で杭圧入機「サイレントパイラー」を出展し、低振動で低騒音かつ安全で省スペースという特徴が評され、同年ドイツで海外初の工事を受注した。その後現在に至るまで、セネガルなど世界30か国以上で圧入工法を行っている。

 同社では、従業員の海外赴任前には送り出し教育を実施し、災害などの緊急時に全員が適切な対応をとれるように対処法を身に付けさせるなど、堅実なリスクマネジメントを推進している。2019年には国内に、実際に稼働中の工場内で、機械整備の手順や技術を見ながら学べる「圧入トレーニングセンター」を開設した。今後、工事機械の修理やメンテナンス、操作技術などについて国内外から研修を受け入れ、技術移転を行う予定だ。

左から、サイレントパイラー、セネガルでの施工の様子、圧入トレーニングセンター 出典:国土交通省

バングラデシュでプリペイド式ガスメーター計26万台設置

 ヘリオス・ホールディングスは、ガスの浪費が問題となっていたバングラデシュで、プリペイド式ガスメーターの導入に参画した。2013年にJICA普及・促進事業で、2016年に円借款事業で受注し、同国で現在、プリペイド式ガスメーター計26万台の設置事業を進めている。

 円借款事業の受注に当たっては、日本製ガスメーターの優位性を同国ガス供給公社にアピールし、理解を促進。日本製ガスメーターの性能が高い評価を受け、結果として受注を獲得した。ガスメーターを採用した国によっては、ICカードやスマートフォン決済に対応するなど、現地に合わせた細やかなカスタマイズにも取り組んでいる。

バングラデシュにおけるプリペイド式ガスメーターの設置作業(左)と現地作業員(右) 出典:国土交通省
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