ベイビックは、建設現場と事務所や管理本部をつなぐ、フルワイヤレスのテレビ電話「テレビdeワン-FielderCAM」を本格展開する。
ベイビックは、「メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2019」(会期:2019年7月24〜26日、東京ビッグサイト)で、現場作業員と管理本部をテレビ電話でつないで、円滑なコミュニケーションが図れる「テレビdeワン-FielderCAM」の実演を行った。
テレビdeワン-FielderCAMは、全てワイヤレス機器で接続し、作業の邪魔にならないハンズフリーをコンセプトに開発された。
使用機器は、ヘルメットに取り付けるオリジナルカメラと、ヘッドセット、手持ちのスマートフォンで構成。ヘッセットはBluetooth通信でスマホを中継して音声を伝え、カメラ映像はベイビックが運営するサーバを介して、管理本部のPCまたは管理者が保有するスマホアプリ上にライブビュー映像が映し出される。
管理側では、画面を4分割でき、最大4人の現場スタッフに指示が行える。管理者用PCでは、スマホ4台と同時に通話できる会議モードも選べ、管理者が正確な状況把握と的確な作業指示を与えられる。作業員に図面データや画像をスマホに飛ばせる他、テレビ電話中に録画が必要と判断した場合は静止画として保存できる。
他の使い道では、ワイヤレスの利点を生かして、カメラを離れた位置に置き、スマホで作業内容を確認しながら遠隔カメラとして使用することも想定されている。
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