建設技術者の現在の勤め先への満足度、独自のアンケート調査から探る建設業の人材動向レポート(1)(2/2 ページ)

» 2018年09月21日 00時00分 公開
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■40歳代では「研修・教育体制」「評価・処遇」の満足度が低い

 40歳代で満足していない人の比率が最も高いのは「研修・教育体制」(58.7%)、次いで、「評価・処遇」(52.2%)となり、人材育成体制や人事制度への満足度が低くなっている。

 満足している人の比率が最も高いのは「休日・休暇の日数」(38.0%)であった(図表4)

【図表4 現在の勤め先への満足度(40歳代)】

■50歳代では「評価・処遇」「研修・教育体制」への満足度が更に低下

 50歳代で満足していない人の比率が最も高いのは「評価・処遇」(66.7%)であり、次いで「研修・教育体制」(61.6%)となっており、この2つの項目への満足度が40歳代よりも低い。

 一方、満足している人の比率が最も高いのは「休日・休暇の日数」(38.0%)であった(図表5)。

【図表5 現在の勤め先への満足度(50歳代)】

■60歳以上も「評価・処遇」「研修・教育体制」の満足度が低い

 60歳以上でも、「評価・処遇」に満足していない人の比率が50.0%で最も高く、次いで、「研修・教育体制」が47.2%となっている。

 一方、満足している人の比率が最も高いのは「休日・休暇の日数」(50.0%)であった(図表6)。

【図表6 現在の勤め先への満足度(60歳以上)】

<調査概要>

調査期間:2018年5月〜6月

調査対象:当社に登録している建設技術者

調査手法:インターネットによるアンケート調査

回収数:275人

著者Profile

ヒューマンタッチ総研(所長:高本和幸)

ヒューマンタッチ総研は、ヒューマンホールディングスの事業子会社で、人材紹介事業を行うヒューマンタッチが運営する建設業界に特化した人材動向/市場動向/未来予測などの調査・分析を行うシンクタンク。独自調査レポートやマンスリーレポート、建設ICTの最新ソリューションを紹介するセミナーなど、建設業界に関わるさまざまな情報発信を行っている。

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