大成建設は2026年3月期連結決算を発表。売上高は前期比3.0%減の2兆890億円の減収となった一方、各段階利益が過去最高益を更新した。受注高はおおむね前期並みの2兆4362億円。
大成建設は2026年5月14日、2026年3月期連結決算を発表した。建築事業の売り上げ減少により売上高は前期比3.0%減の2兆890億円の減収となった一方、建築/土木事業の利益率改善で営業利益は同56.4%増の1879億円、経常利益は同45.6%増の1957億円となった。親会社株主に帰属する当期純利益は同37.3%増の1700億円で、各段階利益が過去最高益を更新した。
大成建設は2025年12月、海洋土木事業に強みを持つ東洋建設を完全子会社化している。
セグメント別では土木事業の売上高が前期比8.5%増の7202億円、営業利益が同9.1%増の955億円となった。連結子会社の増加に加え、自社と連結子会社の利益率改善により完成工事総利益が増加した。
一方、建築事業の売上高は前期比9.0%減の1兆2744億円となったものの、営業利益は自社/連結子会社の利益率改善により同590.6%増の783億円となった。
開発事業は、連結子会社の増加により売上高が前期比5.1%増の1542億円、営業利益が同2.0%増の239億円となった。その他事業は売上高が同18.0%増の207億円、営業利益が同1.4%増の23億円だった。
受注高はおおむね前期並みの2兆4362億円。主な受注案件は、建築が京浜急行電鉄の「(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画」、三井住友銀行の「三井住友銀行大阪中央支店建替計画」など、土木が東京都の「石神井川上流地下調節池工事」、関西高速鉄道の「なにわ筋線JR堀江シールドT他土木工事」など。
2027年3月期の連結業績予想は、売上高を前期比15.8%増の2兆4200億円、営業利益を前期同様の1880億円、経常利益を同4.5%減の1870億円、親会社株主に帰属する当期純利益を同11.2%減の1510億円としている。大型工事の進捗に伴い増収を見込む一方、当期純利益は金利などの外部要因により減収を想定している。受注高は2兆3300億円を見込む。
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