大和ハウス工業は、兵庫県三木市の1970年代に開発した住宅団地「緑が丘・青山ネオポリス」内で団地再耕(再生)につながる公共施設の建設に2025年2月に着工する。交流拠点は「共におぎなう、つなぐ、はぐくむ」をコンセプトに整備し、地域コミュニティー形成や地域経済の活性化を目指す。
大和ハウス工業は2025年2月上旬、兵庫県三木市の1970年代に開発した戸建て住宅団地「緑が丘・青山ネオポリス」内で、地域住民コミュニティーの形成や地域経済の活性化に貢献の公共施設「(仮称)三木地域交流拠点」の建設工事に着工する。
三木市は2023年10月〜2024年1月に、青山7丁目団地の再耕プロジェクトとして交流拠点整備と運営事業を公募。大和ハウス工業の提案が採択され、敷地面積1万834.86平方メートルに、木造平屋建て、延べ床面積1938.63平方メートル(車寄せ屋根、駐輪場、ごみ置き場を含む)準耐火建造物の交流拠点を2026年1月の完成、同年3月の開業を目指して建設する。
プロジェクトのコンセプト「共におぎなう、つなぐ、はぐくむ」に基づき、3つの機能を備える子どもから高齢者まで多世代が集い、交流を生む拠点整備やサービスを提供する。
おぎなうでは、福祉機能を持った放課後などのデイサービスや多様な働き方を想定したコワーキングスペース、新規開業用の貸店舗(チャレンジショップ)など、住宅団地に足りなかった「場」を設け、近隣住民が活用できるサービスやスペースを提供する。
つなぐでは、「緑が丘・青山ネオポリス」に点在している行政や民間企業などが実施する、高齢者向けの買物や移動の支援サービス、子育て世帯向けのセミナーなどのサービスを住民に紹介、またはあっせんすることで、利便性の向上とサービス利用の促進を図る。
はぐくむでは、拠点内のフリースペースや芝生広場などにも住民が集まることのできる仕掛けを作るとともに、夏祭りやクリスマスイベント、ものづくり体験会などの企画運営を行う。
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