札幌にハイアットホテルが初進出、NTT都市開発が札幌市で開発を進める複合施設に入居プロジェクト

NTT都市開発は、「(仮称)札幌北1西5計画」として札幌市中央区で開発を進めている複合施設におけるホテル部分の詳細を公表した。

» 2022年07月22日 13時00分 公開
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 NTT都市開発は、「(仮称)札幌北1西5計画」として札幌市中央区で開発を進めている複合施設のホテル部分に関して、ハイアットホテルズコーポレーションの関連会社とホテル運営委託契約を締結し、ホテルブランドを「ハイアットセントリック」とし、ホテル名称を「ハイアットセントリック札幌」に決定したことを2022年6月28日に発表した。

JR「札幌」駅と地下鉄「大通」駅が徒歩圏内

 NTT都市開発は、札幌北1西5計画のコンセプト「札幌の新たなビジネス・旅・賑(にぎ)わいの発信拠点の創造」を踏まえ、ハイアットホテルズコーポレーションは「より上質な滞在体験を求める国内外のトラベラーの拠点となり、そしてお客さま同士の交流をも生み出す場となる」というテーマを考慮し、ホテルブランドの名称に「街の中心に位置し、行動と情報の拠点になる」という意味が込められているハイアットセントリックを選んだ。

「(仮称)札幌北1西5計画」の複合施設の完成イメージ 出典:NTT都市開発プレスリリース

 開発地は、JR「札幌」駅と地下鉄「大通」駅が徒歩圏内で、新千歳空港や道内他エリアへもアクセスしやすく、交通利便性に優れる。周辺には、「大通公園」や「札幌市時計台」などの観光スポットがあり、「北海道庁」やオフィス街も徒歩圏内にあるため、ビジネスと観光の拠点として役立つ。

 ハイアットセントリック札幌は、開発を進める地下2階/地上26階の複合施設における1階の一部と17〜26階にあり、17階のロビーは、ホテルロビーとして札幌随一の高さ70メートルに位置する。

「(仮称)札幌北1西5計画」の複合施設の完成イメージ 出典:NTT都市開発プレスリリース

 ロビーからは、「北海道庁旧本庁舎」や「北海道大学植物園」の豊かな緑など、札幌の絶景が広がる。さらに、総客室数は全216室で、随所に北海道らしさを感じられるデザインの館内には、地元の食材を味わえるレストランだけでなく、宴会やイベントに使えるマルチファンクションスペース、フィットネス施設などを備え、札幌の新たな魅力を演出する。

 建物の地下は、北一条地下駐車場公共地下歩道を経由して、札幌駅前通地下歩行空間「チ・カ・ホ」にもアクセス可能な仕様に仕上げる。

札幌北1西5計画の概要

 札幌北1西5計画の建物は、制震構造のRC造/SRC造、地下2階/地上26階/塔屋1階建てで、高さは約116.6メートル、延べ床面積は約6万916平方メートル。所在地は北海道札幌市中央区北一条西5丁目1番4(地番)で、敷地面積は約4606平方メートル。

 用途は事務所、ホテル、店舗、駐車場(136台)で、アクセスは地下鉄「大通」駅から徒歩6分、JR「札幌」駅から徒歩10分。設計は久米設計が担当し、施工は大成建設が担い、着工は2021年10月で、竣工は2024年2月を予定している。

 ハイアットセントリック札幌は、総客室数が216室で、ホテル部分面積は約1万5122平方メートル。

「(仮称)札幌北1西5計画」の位置図 出典:NTT都市開発プレスリリース

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