「テレキューブ」を休憩スペースに改造、夜空を見られる仕掛けとは?産業動向(1/2 ページ)

三菱地所は、Endianやテレキューブサービスとともに、個室型ワークブース「テレキューブ」の新たな活用方法を提案する一環として、テレキューブをカスタマイズし休憩スペース「CHILL CUBE」を開発した。

» 2022年02月01日 07時00分 公開
[遠藤和宏BUILT]

 三菱地所、Endian、テレキューブサービスは、Endianが販売するリラックスドリンク「CHILL OUT(チルアウト)」とテレキューブサービスが展開する個室型ワークブース「テレキューブ」をコラボレーションした休憩スペース「CHILL CUBE(チルキューブ)」の体験イベントを東京都千代田の複合施設「新丸の内ビルディング」で2021年11月22〜26日に開いた。

 会期初日の同月22日には、新丸の内ビルディングで記者発表会を開催した。会場では、三菱地所 営業企画部 岡本拓仁氏、Endian 共同代表 職務執行者 渡邉憲氏、テレキューブサービス 代表取締役社長 小山田佳裕氏がCHILL CUBEとイベントについて説明した。

内装は長野県軽井沢町の森をイメージ

 今回のイベントは、Endianが計画を進める「日本にもっとチル休み※1をプロジェクト」の第1弾として行うもので、ビジネスパーソンなどを対象に、「仕事の合間にチル休みを提供したい」という思いから発案された。

※1 チル休み:Endianの造語でほっと一息する瞬間を指す

 さらに、三菱地所とテレキューブサービスの「普段からテレキューブを利用するユーザーに感謝を伝えたい」や「ビジネスシーン以外のテレキューブ活用方法を提案したい」といった意見でイベントは実現。

「CHILL CUBE」の外観

 具体的には、専用WebサイトでCHILL CUBEの体験日時を予約したユーザーに、新丸の内ビルディングに配置されたCHILL CUBEを休憩スペースとして指定した日時で提供した他、CHILL OUTもプレゼントした。

「CHILL CUBE」の内装

 CHILL CUBEは、テレキューブをカスタマイズしたもので、防音性と遮音性に優れ、内装は長野県軽井沢町の森をイメージし、グリーンの植栽でブースをデコレーションした。室内は軽井沢町で有名な樹木「コブシ」の香りで満たし、リラックス気分をサポートする。加えて、軽井沢町に生息する鳥の鳴き声や森のそよぐ風の音を音響機器で流し、設置したリクライニングチェアでくつろげるようにした。

 また、ブース内のドリングホルダーにCHILL OUTをセットすると、室内の照明が消灯し、軽井沢の星空が天井にプロジェクターで映し出されるように仕上げた。

「CHILL CUBE」の天井に映し出される星空
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