INJUSは、LINEを使った建設マッチングサービス「ケンカツ」のメジャーアップデート実施計画を発表した。完了予定は2020年8月末、マッチングの成約を増やす施策を中心に、4分類合計40項目を見直す
INJUSは、LINEを使った建設マッチングサービス「ケンカツ」のメジャーアップデート実施計画を発表した。完了予定は2020年8月末、マッチングの成約を増やす施策を中心に、4分類合計40項目を見直す。
「ケンカツ」では、職人の労務管理をWebシステムで行いつつ、一人親方など、建設業に従事する個人や工事会社をLINE公式アカウントに集約し、労務管理システムからアクセスすれば登録情報を参照できる。目当ての人材を検索してダイレクトオファーを送り、相手から「承諾」を得られると、チャットルームを開いて直接やりとりができる。働く側はLINE内で操作が全て完結する仕組みだ。基幹となる管理システムを中心としたサービス展開がケンカツの強みだという。
今回のアップデートの対象はLINE側・管理システム側、合計40項目程度を計上している。具体的には、リファクタリング、マッチング・スカウティングのトラフィックを上げる施策、withコロナにアジャストした追加機能の実装、コラボ・協業可能なパートナープログラムの導入の4つに大別される。
開発完了は2020年8月末を予定しており、優先度の高いものから着手し、段階的にリリースを行うという。その上で、あらためて同年9月から正式なサービス開始としている。内容およびスケジュールは同社公式サイトにて順次公開予定だ。
社会全体的にオンラインシフトが急務となる中、建設現場の作業そのものをオンライン化することは難しく、作業工程を切り取り、どこまでをシステム化するかが課題であった。そこで、これまでのようなスポットでの改修ではなく、集中的な実装作業(メジャーアップデート)を実行する考えに至ったという。
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