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» 2019年12月12日 11時00分 公開

CIM:応用地質が「都市部の地盤」を3Dモデル化するソフト発売 (1/2)

応用地質は、比較的単純な地盤や緩やかな地質構造を3次元モデル化するソフトウェア「OCTAS Modeler」を開発した。都市部の地盤をBIM/CIMで利活用するため、3次元モデル化する手軽なツールとしての普及を目指す。

[BUILT]

 応用地質は、新たな3次元地盤モデル構築・管理システム「OCTAS Modeler」を開発し、2019年12月2日より国内向けのインターネット販売を開始した。

都市地盤を3次元モデル化して、基礎構造物や地下工事のBIM/CIM推進

 従来の3次元地盤モデル作成ソフトウェアは、変化の激しい日本の複雑な地質構造にも対応できるように機能化されてきた半面、地質技術者以外のユーザーが利用するのは難しかった。

 しかし、BIM/CIMの対象となる都市インフラや重要構造物の多くは、地質構造が比較的緩やかな平野部に建設されており、必ずしも複雑な地質構造に対応した機能や高度な地質学的知見を必要としないケースが多い。

 そのため応用地質は、BIM/CIM市場の裾野拡大と定着に向け、地質の専門家でなくても、誰でも簡単に利用でき、かつ需要の高い都市をターゲットにした新たな3次元地盤モデルを作成するソフトウェアの開発に着手。今回、製品化したことで、全地盤を対象にした3次元地質・構造物モデリング「GEO-CRE/GEO-CRE pro」や3次元地質・地盤モデルのビュワー「OCTAS Manager」と組み合わせれば、単純な地層から複雑な地層までを網羅し、地盤情報を集約して3Dモデル化し、納品するまでの環境が整うことになる。

 OCTAS Modelerは、建設や維持管理で需要が高い都市地盤を対象にしたユーザー向け3次元地盤モデルの構築/管理システム。作成可能なモデルは、平野部の地盤や成層の地質構造が対象で、地質リスクを3次元で可視化し、基礎構造物や地下工事のBIM/CIM化をサポートする。

OYO Geotools用途イメージ
OYO Geotoolsの機能イメージ

 操作感は、専門家以外のユーザーにも使いやすいことが念頭に置かれ、比較的シンプルな手順で、3次元の地層モデル、支持層モデル、土質区分モデル、地盤強度モデル、地下水面モデルを作成できる。出来上がったモデルは、BIM/CIM対応の3次元CADデータへと出力することが可能だ。また、地盤モデルに3次元CADデータやドローン空撮で取得した点群データを重ねた可視化、任意位置での断面図作成といった機能なども備えている。

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