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» 2019年08月01日 07時00分 公開

メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2019:高性能センサー搭載の安価な3D点群モデリングシステム、30秒で最大277万点の点群の取得が可能

北陽電機製の屋外に対応した2次元側域センサー「URM-40LC-EW」が、Haloworldが開発を進める3D点群データモデリングシステム「Be THERE」に採用された。

[遠藤和宏,BUILT]

 センサーや通信機器を製造・販売する北陽電機は、「メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2019」(会期:2019年7月24〜26日、東京ビッグサイト)に出展し、屋外に対応した2次元側域センサー「URM-40LC-EW」が採用された3D点群データモデリングシステム「BeTHERE」を披露した。

メッシュモデル生成までの一連の処理を自動化

 URM-40LC-EWは、2019年4月に北陽電機が発売した2D LiDAR(Light Detection and Ranging)。データやエリアといった2つの出力タイプに切り替え可能で、反射率10%の物体でも18メートルの広範囲検出が行えるのが特徴だ。反射率90%の対象物だと最長40メートルの距離でも探知するという。光源は波長905メートルの半導体レーザーを搭載。建設重機に取り付けることで、残土のボリューム体積計測や架空線と建機との接触監視などに活用できる。価格は45万円(税別)。

URM-40LC-EWを組み込んだBeTHEREの3次元点群計測ユニット

 BeTHEREは、アプリケーションや電子機器を展開するHaloworldが、2019年9月にリリースを予定しているシステム。システムを構築する3次元点群計測ユニットのセンサーとしてURM-40LC-EWが組み込まれた。

BeTHEREのシステム構成

 システムのワークフローは、まず、バッテリー、HUB、ボードPC、計測データストレージを内蔵したユニットの広角カメラとURM-40LC-EWで、3次元点群データを計測する。測定したものをユニット内の送信機能で、Wi-Fiを介してPCに送る。その後、PCにダウンロードした専用の点群自動処理アプリで、その点群情報をフィルタリングやレジストレーション、メッシュの適正化を行い、メッシュモデルを作るという流れだ。

Be THEREを用いたメッシュモデル生成までのワークフロー

 北陽電機の担当者は、「ユニットは、Wi-Fiを用いた遠隔操作に対応しており、設置場所にいなくても3次元点群情報を得られる。装着したセンサーと広角カメラは、180度の旋回が行えるため、全方位での3D計測を可能としている。また、最大277万点の点群の取得ができ、最高で半径60メートルにある物体を検出する。測定時間は約30秒と短いため、スムーズな作業を後押しする」。

 専用アプリは、「複数の点群データを集約し、3Dモデルの精度向上を図れる。レジストレーションは、測定位置に高低差があっても高さや向きなどを整え、統合を進められる。BeTHEREの販売価格は、200万円以下になると聞いており、既存の測量機を用いたシステムに比べ、低コストで点群の取得から3Dモデルを作れるシステムになると見込んでいる」と説明した。

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