初回販売500台のみの特別仕様モデル「蔵衛門 Pad Tough」は、通常の6倍の強度を持つ化学強化ガラス「Gorilla Glass(ゴリラガラス)3」を採用した8インチモデル。耐擦過性に優れ、傷がつきにくく、本体はケースも不要な耐衝撃ボディー。通常のタブレットでは動かない、マイナス20度〜60度の環境下でも動作し、極寒の現場や真夏の炎天下でも不便を生じることが無い。
限定版のタフモデルには、他の機種ではオプションの周辺アクセサリーを標準装備。軍手をはめたままでも操作できる専用ペンやシャッター用ダイレクトボタンを備える。他にも、ショルダーストラップは前カバー付きで液晶を2重で保護する。
担当者は「御用達の電話サポートのなかでPad開発の要望の声を受け、開発するに至った。通常のタブレットでは、工事現場に出入りするトラックのダッシュボードに置いておくだけでも、真夏には壊れてしまう。現場でのヒアリングを重ね、過酷な現場や荒っぽい使い方でも壊れにくい耐久性と導入のしきいが低いイージーITツールを目指した」と話す。
各モデルの価格は、蔵衛門 Padが9万9800円、蔵衛門 Pad miniが8万9800円、蔵衛門 Pad Toughが11万9800円(全て税別)。
蔵衛門 Padシリーズと合わせ同日には、蔵衛門 Padシリーズで撮影した電子小黒板から写真台帳を自動で作成する工事写真用のデジタルアルバム「蔵衛門 御用達2020」をリリース。
2020バージョンでは、写真を保管しておく、本棚ユーザーインタフェースを刷新。より細かく写真を仕分けて台帳に保存できるようになり、1つの工事に対して、工区や工種ごとに複数の本棚を持つことができるようになった。新機能の「本棚仕切り」を使うと、2階層までしかできなかった仕分けが、4階層まで本棚に並ぶ台帳やボックスに細かく仕分けられる。
写真を一覧表示するツリービューは、ページ毎に写真を区切って表示。台帳全体を俯瞰(ふかん)しながら、写真を並び替えられる。
蔵衛門 御用達2020には2つのグレードがあり、Standardは一般建築と一般土木の工種マスターを掲載し、小規模な一般工事に最適。上位グレードのProfessionalは“電子納品”に応じた土木、営繕、NEXCOなどの各基準に応じた工事マスター全6368種類を搭載し、電子小看板入りの写真から写真台帳を自動で作成する。
蔵衛門 御用達2020の価格は、Standardが1万2800円、Professionalは5万円(ともに税別)。
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