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» 2019年03月25日 06時00分 公開

ジャパン・ドローン2019:全高8cmの天井裏や床下にもぐる配線工事/点検用ロボット、最大12cmの段差を超える

横浜ケイエイチ技研は、「ジャパン・ドローン2019」に出展し、全高約80mm(ミリ)の「天井裏配線ロボット」を出品した。狭い天井裏や床下などのケーブル配線工事や点検業務を効率化/省人化し、設備やビルメンテナンスの会社の需要を見込む。

[石原忍,BUILT]

 横浜ケイエイチ技研は、「ジャパン・ドローン2019(第4回)」(会期2019年3月13〜15日、幕張メッセ)で、狭い隙間でも走行可能な「天井裏走行ロボット」の実機を展示した。天井裏や床下などの配線作業や点検/検査業務に導入することで、遠隔操作による危険性削減と確実な作業遂行が実現する。

天井裏の梁など最大12cmの段差を乗り越え可能

「天井裏配線ロボット」の機器構成。手前がプロポ、奥がバッテリー

 天井裏配線ロボットのサイズは、縦57×幅18cm(センチ)。本体の高さはわずか8cm(センチ)で、天井裏や床下などの限られた高さの場所を走ることができ、電気工事/配線工事/ビルメンテナンスでの活用が想定されている。本体の先端にはビデオカメラが備え付けられ、リアルタイムの動画を見ながら、ラジコンのプロポで操作する。

 走行装置は、キャタピラのため、天井裏の梁(はり)などの段差に対応し、最大12cmの段差を乗り越えられる。前後左右で滑らかに旋回し、突発的なアクシデントで機体がひっくり返っても、走行できるのが特徴の一つ。

天井裏の段差乗り越え
上下でキャタピラが動作するため、ひっくり返りにも対応

 電源供給は、最大12m(メートル)のケーブルで供給。AC100V(ボルト)電源を利用できるが、リチウムイオンポリマー2次電池のバッテリーから、ケーブルを介して電力を送ることも可能だ。

 横浜ケイエイチ技研の担当者は、「2019年夏ごろをめどに販売展開していきたい。各社の要望に応じて、搭載カメラを4K対応にするなど、基本はカスタマイズで提供していく」と話す。なお、機体の販売はアースクリーンを介して行われる。

外置きバッテリーによる駆動にも対応する

 天井裏走行ロボットのグレードは、ベーシック機能のみの「防水無しモデル」と、水気の多い床下やほこりの多い場所を想定した「防水モデル」の2種類。オプションでは、クローラパッドが「シリコーンタイプ」「硬質樹脂タイプ」「ゴムタイプ」。シリコーンは滑りが少なく、障害物の乗り越えと直進性に優れ、硬質樹脂タイプは、摩擦が少ないため、転回性能が高く、耐久性に秀でる。ゴムは両者の中間でバランスタイプ。

 他に、はしご状の下地材の上を走行させるための補助ブレード「ラダー走行用ブレード」も用意されている。

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