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» 2019年03月18日 11時00分 公開

大和ハウスが目指す、IoTやAIを活用した居住者の健康促進を図る「スマートウェルネスシティー」(2/2 ページ)

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FAIT タグが自宅や宅配ボックスの鍵に、日常生活の記録も

 分譲地内に併設されている集会所には、タブレットと専用のスポーツセンサーを活用して体力認知機能の測定を行う「FAIT ステーション」を設置。日常の活動データと測定結果は、集会所に設置されているタブレットやスマートフォン、各戸に導入している「光BOX+」などを通じてクラウドサーバに集約される。

 AIの活用では、約150パターン用意されている推奨トレーニングから、入居者に適した運動メニューを提案。推奨するトレーニングは、大和ハウスグループのスポーツクラブNASが監修し、分譲地内の公園などに設置している健康遊具(一部)や敷地内の「ウオーキングコース」を実際に利用して行われる。

 また、「光BOX+」と自宅のテレビを連携させ、自宅でも日常の活動データなどの健康チェックを行えるシステム「FAIT リビング」も活用。他のIoT設備では、防犯カメラと合わせて設置したビーコンオブサーバと「FAIT タグ」を連携させ、高齢者や子どもが分譲地の出入口を通過したことを家族にメールで知らせる機能も備える。FAIT タグは、自宅玄関ドア、共有施設である集会所のドア、集会所の大型宅配ボックスの鍵として利用できる以外にも、電子マネーや近隣の「スポーツクラブNAS 藤沢店」の施設会員証としても利用できる。

タブレットとセンサーと、健康遊具の一例 出典:大和ハウス工業

 建設地は、東海道五十三次の6番目の宿場町として発展した「藤沢宿」に隣接し、遊行寺や白旗神社などの寺社や江戸末期から昭和初期に建てられた歴史的な建築物が現在も残る。分譲地内でも、宿場町の歴史を継承し、その要素を共有施設や共有部のデザイン、戸建住宅のまちなみに取り入れている。各戸の庭先には、藤沢宿に現在も残る「縦格子」のデザインを踏襲。集会所と交流センターには、藤沢宿の雰囲気を取り入れた意匠 を採用している。

縦格子と、集会所と交流センター 出典:大和ハウス工業

 省エネでは、太陽・風・水といった自然を最大限に生かす工夫で、環境負荷の少ない街を目指す。各戸には、エアコンなどの空調機になるべく頼らず、自然エネルギーを上手に利用できるパッシブデザインを導入。街区を流れる風のシミュレーションを行い、その結果から居室の配置と窓の位置を取り決め、風を効率良く室内に取り込む計画とした。

 全戸には、太陽光発電システム・家庭用リチウムイオン蓄電池・エネファームを設置し、再生可能エネルギーの活用と、停電などの非常時でも電力を確保可能な体制を整えている。オリジナルのエネルギーマネジメントシステム「D-HEMS III(ディー・ヘムス・スリー)」により、電池をコントロールしながら、家庭内のエネルギーを見える化する。

 防犯は、街区内の入口4カ所に防犯カメラを設置する他、警備会社が1日1回巡回。ホームセキュリティサービスを全戸に標準搭載し、センサーが異常を検知した際は、インターフォンから警報音が鳴り、同時に警備会社に異常警報が送信される。

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