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» 2018年11月13日 06時00分 公開

戸田建設の筑波技研で、2万kNの構造実験が可能な「複合実験棟」を新築

戸田建設の筑波技術研究所で、2万kN(キロニュートン)級の大規模構造実験が行える自由度の高い大空間を備えた「複合実験棟」の建設が計画されている。竣工は2019年10月末。

[石原忍,BUILT]

 戸田建設は、茨城県つくば市の筑波技術研究所で、構造実験などの実験に対応可能な自由度の高い大空間を有する「複合実験棟」を建設する。2018年10月29日に地鎮祭を執り行い、2019年10月末の完成を目指す。

既存施設の2倍の広さで、構造・振動・材料・施工を研究開発

 複合実験棟は、2016年に始動した筑波技術研究所の新整備計画の一環として新築する。先行して2017年3月には「環境技術実証棟」が完成。同施設では環境性能を確保するため、外装形状、温熱環境の制御など、環境負荷低減および利用者の生産性向上に関する検証を行っている。

 新築する複合実験棟は、構造実験を主目的に、築35年の既存の大型棟を解体して、既存施設の2倍の広さの多目的実験施設とする。この施設では、2万kN(キロニュートン)級の構造実験が可能で、超高層ビル関連の高強度材料を使った構造実験の精度を従来よりも飛躍的に向上させて行える。大空間には、基礎構造含めた構造・振動・材料・施工に関する研究開発で使用する設備・機能を集約しているため、効率的に多様な実験ができる環境が整う。屋内実験場なので、実験時に天候に左右されることもない。

複合実験棟の完成予想パース 出典:戸田建設

 また、構造部材から仕上げ材料に至るまで、建物の随所に戸田建設の開発技術を適用し、来場者に同社の技術の有効性を体験し、“魅”てもらえる施設となっている。

 複合実験棟の構造・規模は、S造(一部RC造)、地下1階・地上3階建て、建築面積2540.44m2(平方メートル)、延べ床面積は3836.91m2。

 筑波技術研究所の新整備計画では、今後も最新の立体音響体験型施設「音響シミュレーション棟」の建設などが予定されている。

複合実験棟の室内イメージ 出典:戸田建設

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