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» 2018年09月10日 13時00分 公開

建設・測量生産性向上展:建機を遠隔操作?ゴム人工筋肉12本を装備したロボット「アクティブロボ SAM」 (2/3)

[石原忍,BUILT]

重い物を持ち上げる際、両腰部のモーターで腰にかかる負担を軽減

パワーアシストスーツ「ZV9 00200」

 パワーアシストスーツ「ZV9 00200」は、人間の動作をアシストする着用型ロボット。体の動きに合わせて両腰部のモーターが回転し、荷役作業などの腰を曲げて行う力仕事の際に、腰へかかる負担を軽減する。

 しゃがんで物を持ち上げるときは、腰の動きに追従してギアが回転。太ももを引く力と背中から上体を引き上げる力が働くことで、腰の負担を軽くする。とくに連続して持ち上げ作業をする場合に威力を発揮し、度重なる上下の動作で腰へ蓄積されるダメージがなくなる。

 装着方法は、リュックのように背負い、股関節の付け根とギアボックスの回転中心部の高さを調整する。スーツのサイズは高さ770×幅480×奥行き270mm(ミリ)。収納時には高さ660mmまでに収まる。電源は48.1Vのリチウムイオンバッテリーで、稼働時間は約8時間。モーター部には専用のハイトルクACモーターを搭載している。

5K映像のVR体験で高所からの墜落事故をリアルに体験

 VRシステムは、2018年7月からサービスを開始した安全教育システム「Safety Training System VR of AKTIO」で、スーパー5K映像による安全教育および安全訓練を目的としたVRトレーニング。企画原案、VRコンテンツ開発とレンタルをアクティオ、クラウド連携やVRコンテンツなどのシステムインテグレーション全般をACCESS、高精細CGのVRコンテンツ開発をビーライズ、VR機器はStarVR Corporationがそれぞれ担当している。

 従来のVRは、視野角110度で、没入感が薄く、VR酔いが発生するなどの課題があった。新開発のVRシステムでは、StarVRの有機ELを搭載したHMD(ヘッドマウントディスプレイ)で210度の視野角を実現。スーパーリアル映像で圧倒的な没入感を実現した。

 シナリオは、建設業の労働災害で最多の“高所作業からの墜落事故”。事故を疑似体験することで、現場で不安全行動をとらないよう安全意識が身に着くコンテンツを制作した。

 VRのスペックは、5.1インチAMOLEDディスプレイ。解像度は5120(片眼2560)×1440ドット。レンタルする機器はHMD、ヘッドフォン、PC、専用カメラ×2台、三脚の構成。

HMDを通して見るVR空間。高所での照明器具の取り換え作業を想定

 また、2018年内の完成をめどに開発が進められている工事現場の騒音や振動などを計測機器でモニタリングするサービスも披露された。

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