オフィスフロアは9〜50階に配置。13階と41階にはテナント向けに食堂やカフェ、リフレッシュスペースを設けたラウンジを設置するなど、ワーカーのウェルビーイングを向上させるサービスや機能、空間も実装する。
オフィスの基準階面積は2512平方メートル(約760坪)、天井高2.9メートル。柱を全て外周部に配置することで無柱空間を実現し、テナントのレイアウト自由度を高め、最大5階層の内階段も設置できる。
BCP対策ではブレーキダンパーとオイルダンパーを併用するハイブリッド制震構造を採用。「手裏剣ダンパー」と「重なりダンパー」を組み合わせ、超高層建築物の構造計算基準で定められた地震動の1.5倍に耐える耐震性能を確保した。さらに被災度判定システムを導入し、建物構造の被災状況を早期に把握することで、迅速な復旧計画の立案につなげる。約1800人の帰宅困難者を受け入れる約3000平方メートルのスペースも備え、地域の防災拠点としての役割も担う。
電源は3回線スポットネットワーク受電方式に加え、災害に強い中圧ガスを使用したコージェネレーションシステム(CGS)を使用。重油と中圧ガスを併用できるデュアルフューエル式非常用発電機を導入し、停電/停ガス時でも約72時間の電力供給を可能とする。テナント用非常用発電機の設置スペースも1500kVA4台分を確保している。
環境面では、高い日射遮蔽性能を持つLow-EペアガラスやLED照明、人感/照度センサーによる自動制御、エネルギー利用量の可視化などにより省エネを推進する。屋上には太陽光発電設備を設置し、再生可能エネルギーの創出にも対応。年間一次エネルギー消費量を標準的な建物比で50%以上削減し、DBJ Green Building認証「プラン認証5つ星」や「ZEB Ready」(事務所部分)、「CASBEE Sランク」を取得した。また、建物利用者の健康や快適性、知的生産性などを評価する「CASBEEスマートウェルネスオフィス認証」でもSランクを取得している。
プロジェクトは2000年の再開発検討開始から、約250人の権利者とともに約25年をかけて進めてきた。東京駅周辺では日本橋川沿いで首都高速地下化や複数の再開発が同時進行するなど、今後も新たなオフィスや親水空間が創出され、エリア全体で都市の更新が進む。TOFROM YAESU TOWERは八重洲/日本橋/京橋(YNK)エリアの玄関口として、都市機能の強化と国際競争力の向上に貢献していく。
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