国土交通省が推進するi-Constructionの進展とともに、測量や3次元設計、施工管理など、現場を3Dデータ化する需要が高まっている。だが、3Dデータ取得には高価な機器を手配し、運用にもある程度の知識が必要となる。Haloworldが開発した携帯型3Dスキャナーは、手軽さと低コストで新たな選択肢を提示するものだ。
Haloworld(ハロワールド)は、「第5回 建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO 2023)」(会期:2023年5月24〜26日、幕張メッセ)で、建設現場の点群データを素早く取得する携帯型の3Dスキャナーを参考出品した。市販のハードウェアを組み合わせることで、他社製品に比べてコストを抑えられる利点がある。
Haloworldの展示は、市販のハードウェアとオープンソースのプログラムなど、手軽に使える機器やソフトウェアをいかにインテグレーションするか紹介したものだ。Haloworldでは、ハードウェアの選択を行い、それらを制御するソフトウェアをパッケージにしてユーザーに提供する。そのため、顧客は費用を抑えて、手軽に点群データを取得できるようになる。
Haloworldでは、ゼネコンとともに実証実験を進めており、採用に至ればそこで得たノウハウをさらに横展開する予定だという。
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