金沢工大、ゲーミフィケーション教材としてデータサイエンスゲームを開発:スマートシティー
金沢工業大学は、デジタル人材育成に向けたゲーミフィケーション教材 「データサイエンスゲーム スマートシティ版」を開発し、無償ダウンロードを開始した。4つの理想社会を達成することを目標としたものとなっている。
金沢工業大学は2022年12月19日、デジタル人材育成に向けたゲーミフィケーション教材 「データサイエンスゲーム スマートシティ版」を開発し、無償ダウンロードを開始したと発表した。
データサイエンスゲーム スマートシティ版 出典:金沢工業大学プレスリリース
このゲームは、「脱炭素社会」「循環型社会」「ウェルビーイング社会」「自然との共存共創社会」と4つの理想社会を達成することを目標としたもの。プレーヤーは、リソースカードとして入手した予算やデータを使用して、都市の中のさまざまな生活やビジネスシーンを最新技術を用いてアップデートできる。生活やビジネスシーンのアップデートと、理想社会の実現への寄与との相関を予想しながら、理想社会の早期実現を目指していく。
データ分析では、通常記述的、診断的、予測的、処方的という4つのステップでより価値の高いデータへと加工される。これに従い、ゲーム内でアップデート時に獲得できるデータ量は、アップデートした生活やビジネスシーンで用いられたデータの加工段階に基づいて決められる。
データ分析の4ステップ 出典:金沢工業大学プレスリリース
ゲームのプレイ後に振り返り学習を行うことで、データの加工の種類といった基本的な考え方を学べるほか、異なるデータを集め変換し他の用途に用いるというデータ連携基盤の重要性を学べる。
データ連携基盤のイメージ 出典:金沢工業大学プレスリリース
- 積水ハウスと協力で企業緑地の「生物多様性評価」を強化、都市緑化機構
都市緑化機構は、生物多様性保全推進プロジェクト「5本の樹」を進める積水ハウスの協力を受ける形で、都市緑化機構が運用する社会・環境貢献緑地評価システム「緑の認定 SEGES」での生物多様性評価を強化する。協力を通じ、都市緑地の生物多様性保全や回復を進めていく。
- 戦争で荒廃したウクライナの都市をバーチャルツインで再建、ダッソー・システムズ×Egis×B4
ウクライナ政府の指名により、Egis、ダッソー・システムズ、B4の3社が、ロシアの侵攻で破壊された市街地を再建するために3Dバーチャル技術と建築工学に関する知識と経験を結集させた。プロジェクトでは、3社連携による再建費用分析とチェルニーヒウ州とチェルニーヒウ市の復興に関する基本計画策定を2段階アプローチで取り組む。
- モビリティ・ロボット・建物設備の連携サービスを医療施設に導入、清水建設ら
清水建設は、ブルーイノベーションやオムロン ソーシアルソリューションズとともに、石川県加賀市の「加賀市医療センター」で、病院設備と複数のロボットを連携させたサービスの実証導入を行った。なお、今回の導入は、加賀市や3社が共同で内閣府から受託した「スーパーシティー構想の実現に向けた先端的サービスの開発・構築等に関する実証調査業務」として実施した。
- スマートビルで必要な複数のアプリを管理できるプラットフォームを開発、大林組
大林組は、国内外の複数企業とのオープンイノベーションで、スマートビルプラットフォーム「WELCS place」を開発した。今後はグループ会社である大林新星和不動産が所有するオフィスビル「oak港南品川」に導入し、利用範囲を拡大しつつ、将来は、オフィスビルだけでなくスマートシティー、工場、学校、病院、商業施設、ホテルといった用途の建物についても幅広く提案する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.