オフィス内の温度分布見える化と空調ウェア1500着支給、高砂熱学の“夏の働き方改革”働き方改革(1/2 ページ)

高砂熱学工業は、全社的な働き方改革の一つとして、省エネ月間「Green Air Festival in Summer」を2019年9月6日まで展開している。期間中には、オフィスでエネルギーの見える化とオフィスカジュアルの励行、施工現場でファン付き空調ウェアの着用を促した。

» 2019年08月28日 06時17分 公開
[石原忍BUILT]

 高砂熱学工業は、環境エンジニアリング企業としての意識改革に向けて、省エネと環境を考える省エネ月間「Green Air Festival in Summer」を2019年7月23日から9月6日まで実施している。

執務室の室温を可視化、最小エネルギーで快適空間づくり

 Green Air Festival in Summerでは、オフィスの執務エリアで、エネルギーの可視化とオフィスカジュアルの励行、建設現場では、熱中症対策として作業員に空調ウェアを1500着支給した。

 オフィス内では、本社執務室の室温を28度に設定し、社員にはTシャツやジーンズの着用を促す。また、無線温度センサーを利用し、温度分布の見える化を行って、自社独自の省エネ運用ソフト「GODAクラウド」でデータを分析。最小のエネルギーによる快適なオフィス空間の実現を目指す。GODAクラウドは、ビル施設のエネルギー使用量や空調設備などの運転データを分析し、より効率的な省エネ運用への改善を図るソフトウェア。

無線温度センサー設置状況 提供:高砂熱学工業
温度分布の見える化 提供:高砂熱学工業

 他にも、サマータイム(8時〜16時45分)勤務の推進や本社ビル受付スペースとオープンエリアに「涼」をテーマとした映像や音声を流すなどの省エネの暑さ対策を進めている。

 また、期間中には、省エネと快適空間の創出、生産性向上と働き方改革、環境保全とビジネスの在り方へのアイデアを本社ビル勤務者から募集し、優秀と評価された案を表彰する。

「涼」をテーマにしたエントランス 提供:高砂熱学工業
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