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» 2019年07月29日 07時00分 公開

メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2019:壁をレーザースキャンするだけで、見取り図を作成するハンディ2Dマッピングソリューション

FAROは、建設業界の生産性向上を目的に、現場の図面情報の取集をサポートするソリューションを開発した。

[遠藤和宏,BUILT]

 FAROの日本支社であるファロ―ジャパンは、「メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2019」(会期:2019年7月24〜26日、東京ビッグサイト)に出展し、リアルタイムに室内の見取り図を作成できるハンディ2Dマッピングソリューション「FARO ScanPlan」をPRした。

複数階の建物でも数分でマップ化

 建設業界では、人手不足を要因に少人数で現場の図面情報を収集しなければならないという問題が起きている。

FARO ScanPlan

 こういった課題を解決するのが2019年5月から国内で発売したFARO ScanPlanだ。

 最大の特徴は見取り図を容易に作成できること。機体を壁に向けレーザーを照射するだけで、壁面情報をスキャニングでき、部屋全体でこの作業を行えば、フロアマップを作れる。歩行しながらのスキャニングにも対応しており、迅速な作業を後押しする。スキャニングのデータ取得速度は、毎秒2万8800点で、視野角も230度を実現しているため、複雑な構造の建物でも数分でマップ化が可能だという。

壁をスキャンすると同時にスマートフォンの画面に壁面のデータが反映される同機のスペック

 専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを機体に接続し、インタフェースとして使用する仕様。壁のスキャニングと同時にスマートフォンの画面に取得情報が反映されるため、データの取りこぼしを防げる。

 専用アプリは、作成した図面の特定の地点に写真を配置可能で、問題箇所を分かりやすく伝えられる他、パノラマ画像を置けば空間体験の一助となる。建物の各フロアの見取り図を統合し、1つのプロジェクトとしてまとめることにも応じている。

 ファロ―ジャパンの担当者は、「作り上げた見取り図は、FAROのSCENE 2goやSCENE WebShare Cloudというクラウドサービスを用いることで、事業所や本社と共有できる。専用ソフトウェアであるFARO Zone を用いてPCで、受け取った見取り図にドアや階段、机、イスといったオブジェクトを加え、2Dまたは3Dの図表を作れる」とコメントした。

片手で容易に持てるFARO ScanPlan

 機体の重さは1.5キロで片手で容易に運べる。1つのバッテリーで2時間スキャンでき、充電済みのものと交換し、継続して作業を行える。接続可能なスマートフォンは、大半のAndroidとiOSの製品に対応しているという。FARO ScanPlanとFARO Zoneのセットで販売しており、価格は200万円(税別)で、専用アプリは無料。

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