酷暑の現場には「水冷」が効く、サンコーが冷却ベストを展示:猛暑対策展(2/2 ページ)
「水冷冷却クールベストは、昨年の夏に直販のネットショップ限定で販売したところ好評だったため、今年は卸しも始めるなど販路を拡大している。クールスーツから派生したバッテリー内蔵型の屋外作業者向け水冷式ウェアは他社からも販売されているが、価格も10万円前後と高価。水冷冷却クールベストは直販サイト価格で3万9800円(税込み)と従来品の半額ほどなのもセールスポイント」(ブース担当者)
専用タンクは最初から1つ付属しているが、さらに追加購入することも可能(直販価格で税込み4980円)。同社ブースでは、水冷冷却クールベストの他にも、屋外作業時の熱中症対策製品としてペルチェ素子を使った首掛け式冷却器「ネッククーラーmini」(直販サイト価格で税込み7980円)や、バッテリー駆動可能な冷凍冷蔵庫「バッテリー内蔵30Lひえひえ冷蔵冷凍庫」(直販サイト価格で税込み4万9800円)も展示していた。
ペルチェ素子を使った首掛け式冷却器「ネッククーラーmini」
バッテリー駆動可能な冷凍冷蔵庫「バッテリー内蔵30Lひえひえ冷蔵冷凍庫」
「冷却ベストを着用してネッククーラーを首に掛け、ベストの氷がなくなったら冷凍庫から予備のタンクを取り出して交換する、といった3製品の複合利用で、真夏の現場の酷暑を乗り切ってもらいたい」(ブース担当者)
- 3Mのフルハーネスとミズノの空調ウェアを併用し、落下実験で安全性を確認
高所作業での“フルハーネス型”墜落制止用器具(旧名称:安全帯)の原則使用などを盛り込んだ改正政省令が2019年2月1日施行された。これを受け、酷暑が続く夏場の工事現場では、フルハーネスと、暑さをしのぐ電動ファン付きワークウェアを併用する姿が多く見られるようになると予想される。
- 建設現場の熱中症を未然に防ぐLED表示板
エコモットは、暑さ指数(WBGT)の現在値に加え、1時間後の予測値までLED表示板に同時投影可能な新システムを開発した。熱中症のリスクが高まる前に、作業員へ水分や塩分の適切な補給を促せることから、より安全な就労環境が実現する。
- ウェアラブルIoTを現場7カ所に導入、長谷工
長谷工コーポレーションは、ウェアラブルIoT「スマートフィット for work」を2018年7月から全国7カ所の建設現場に試験的に導入して、効果測定を行う。
- ヘルメットとシャツで作業員の安全管理、建設現場向けウェアラブル
ウェアラブルサービスの開発を手掛けるミツフジは「第3回 ウェアラブル EXPO」に出展し、建設現場における作業者の安全管理に利用できるサービスを展示した。センサーや通信機器を搭載するヘルメット、特殊な導電性繊維を利用したシャツを活用することで、遠隔地から作業者の状態や健康状況を確認できる。
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