三菱地所とTBSが「国際新赤坂ビル」の建て替えで協定締結、2029年の竣工を目指し計画検討再開発

三菱地所とTBSは、三菱地所が運営管理する東京都港区赤坂の1980年に竣工した「国際新赤坂ビル(西館・東館・アネックス)」と隣接するビルの建て替えに向けた事業協定書を締結した。

» 2019年02月04日 08時00分 公開
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 三菱地所とTBSは、三菱地所が運営・管理する東京都港区赤坂の「国際新赤坂ビル(西館・東館・アネックス)」と隣接する国際新赤坂ビルの建て替えに向けた事業協定書を締結した。

赤坂駅に隣接する「国際新赤坂ビル」の再開発始動

国際新赤坂ビルの現況 出典:三菱地所

 締結に伴い、三菱地所は国際新赤坂ビルなどの閉館を決定し、三菱地所とTBSで、およそ10年後の竣工を目指し、共同で建替え計画を検討していく。

 建て替え事業では、国際的なビジネス拠点やメディア発信拠点として、“赤坂の新たな顔”となる象徴的な空間を創出する。赤坂通りを挟んで近接するTBS本社・劇場・ホール・商業施設などおよびメディア系企業の集積との相乗効果を生み出すための面的連携も考慮する。

 また、東京メトロ千代田線「赤坂」駅に直結する立地特性を生かした空間づくりや最先端の技術などを駆使した新たなエンタテインメント・サービスを体験することのできる施設の計画、ソフト・ハード両面から「メディアとリアルな都市空間が融合するエンタテインメント・シティー」を目指して検討を進めていく。

 今後は、協定を結んだ2社だけでなく、ノウハウ・技術を持つ多様なパートナーとともに推進してく旨を表明している。

 国際新赤坂ビルの現況は、敷地面積が約1万3100m2(平方メートル)で、東館は地上25・地下3階、西館は地上19階・地下3階。構造と規模は、SRC造で総延べ床面積は8万1000m2。竣工は1980年。

 隣接するビルは、敷地面積800m2、構造規模はSRC造、地上11階・地下1階で、延べ床面積は3900m2。竣工は2003年。

赤坂駅周辺の地図 出典:三菱地所

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