八潮事故で道路陥没対策の前提が崩壊? 東大・桑野教授が警鐘を鳴らす「“八潮後”の新常識」:第15回 IPA 圧入工学セミナー in 東京 2026(2)(2/3 ページ)

» 2026年10月16日 10時43分 公開
[加藤泰朗,BUILT]

見えにくい空洞の実態と、拡大を招く要因

 話題は、陥没の前段階となる「空洞」に移った。空洞の数は陥没件数より多いとみられるが、調査しなければ実態はつかめない。2014〜15年に各地で行われた路面下空洞探査のデータでは、路面下空洞は1キロ当たりおよそ1〜2個の頻度で確認されていた。八潮市の道路陥没を受けて国交省が公表した2024年度の調査結果では、1キロ当たり1.54個だった。桑野氏は、単純に比較はできないと留保しつつ、「10年前よりやや増えている印象を持った」と語った。

路面下空洞の発生状況 路面下空洞の発生状況 提供:国際圧入学会

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