岸川氏は、専門知識を持ったエンジニアが不具合の対応にあたる他には無い「集中監視サービス」についても触れた。IoT機器とクラウドを連携させる大規模なサービスでは、トラブルが発生した際に、不具合の原因を探るのに相応の時間がかかってしまう。原因がIoTのハードウェアなのか、サーバなのか、あるいはネットワークなのかを切り分ける必要があるからだ。
しかし、パナソニックのサービスでは、個々の機器やクラウドの専門知識を持つエンジニアがサービスの状態を常にモニタリングしている。そのため、トラブルが発生しても速やに原因箇所を特定して、迅速に機能を回復させられる。
集中監視サービスがこのような質の高いサービスを提供できるのは、サービスの構成・運用をパナソニックグループ内で完結しているからだ。
パナソニックは、ガスメーター内のデバイスやエネルギー機器の設計/製造もしており、グループ内には、ほかにもネットワークや機器設置、保守に関しても多くのノウハウがある。集中監視サービスは、こうしたグループ内の知見をベースに総合的に提供されるため、万一の事態が発生しても、即応して的確な処理ができる。
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