“インテル Core プロセッサー×ECCメモリ”が今後のスタンダードに?「BIM原則適用」に備える最適なワークステーションの選び方BIM本格化に向けた作業環境の在り方

2023年から、全ての公共事業にBIM/CIM原則適用がスタートするなど、BIM活用がいよいよ本格化する。ただし、そこで浮上している厄介な課題がBIMを動かすための“ワークステーション選定”だ。数多くの製品があるなかで、BIMソフトウェアに適したスペックの見極めは一筋縄ではいかない。参考になるのが“売れ筋”だろう。

» 2023年02月06日 10時00分 公開
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国の「建築BIM加速化事業」もBIM普及の追い風に

 他産業と比べ大幅に遅れている生産性の向上が急務の建設業界で、ここのところBIM活用の動きが加速している。PC上で3次元モデルを属性情報とともに組み立てていくBIMは、線で作図する従来型の図面や2D CADと方法論が全く異なり、これまでの建設生産プロセスそのものを変革することが求められるなどの壁があり、長らく普及してこなかった。

 だが、慢性的な生産年齢人口の減少が続く業界にあって、BIM活用で、設計段階の意匠、構造、設備、さらにその先の施工、維持管理までのプロセスをフロントローディング(前倒し)して全体最適化できるメリットは計り知れないものがあり、ゼネコンを中心に全社BIM化やBIMのISO取得などの動きが目立ってきている。さらに、国もBIMを建設業の生産性向上を図る施策「i-Construction」の柱に位置付け、2020年4月には国土交通省が2023年までに小規模を除く全ての公共事業にBIM/CIMを原則適用すると発表。直近の2022年度補正予算では、「建築BIM加速化事業」に80億円を計上し、基本設計、実施設計、施工で建築BIMに取り組む事業者を補助することを決めた。

 もっとも、BIMを新たに導入する際には憂慮すべき点もある。その1つであり、どの企業も頭を悩ませるのが、「現場にどんなワークステーション(WS)を採用すべきか」だ。性能が足らなくては作業が長引き、作業効率の低下は避けられない。逆にスペックが高すぎては、能力を使いきれずに“宝の持ち腐れ”になる。

 そこでの機種選定の王道が、“売れ筋”の把握だ。選ばれるには理由があり、より多く売れている製品ほど、評価の高さの表れとして安心して購入できる。では、BIM活用の現場では今、どんなWSが支持されているのだろうか。

“インテル Core プロセッサー×ECCメモリ”でさらなる信頼性を実現

日本HP パーソナルシステムズ事業本部 大橋秀樹氏

 WSを国内で提供する企業は多いが、長らく“大手”の一角として業界をけん引してきたのが30年以上ものWS開発の歴史を誇るHPだ。

 「WSの業務利用での目指すべき、こだわりで生み出された製品群により、HPのWSは14年連続国内シェアNo.1※1を誇っている。近年は、BIM用途でのWSの引き合いが増加し、製造業の3D CAD用途と双璧をなす、大きな市場に成長している」と語るのは、日本HP パーソナルシステムズ事業本部 大橋秀樹氏だ。

※1:出典:IDC’s Worldwide Quarterly Workstation Tracker Share by Company, 2022 Q2(2008〜2021)

 建設業界では長らくデスクトップ型WSが利用されてきた。HPではラインアップとして、タワー型「HP Z2 Tower G9 Workstation」、Zタワーの半分のサイズとなるスリム型「HP Z2 SFF G9 Workstation」、ミニ筐体のコンパクト型「HP Z2 Mini G9 Workstation」の3機種で構成される「HP Z2 G9」シリーズを提供している。

タワー型に比べ約50%の省スペースとなるスリム型「HP Z2 SFF G9 Workstation」

 従来シリーズとの大きな違いは、CPUにエントリーのXeon-W プロセッサーではなく、最大16コア、24スレッドでの処理が可能な第12世代インテル Core プロセッサーを採用している点にあると大橋氏。実はこれが製品性能だけでなく、信頼性にも重要となってくる。

 WSは大量データ処理のための高い信頼性が欠かせないが、そこでの長年の課題がデータを一時的に格納するメモリでのエラーだ。それを原因とする動作停止はWSといえど現時点での構造上、回避できない。

 課題克服の“現実解”が、メモリで発生するエラーを自動検出し、エラーの自動訂正機能を備えた「ECC(Error Checking and Correcting)メモリ」だ。インテル Core プロセッサーでは、第12世代からECCメモリをサポート。HP Z2 G9シリーズではECCメモリも採用することで、一層の信頼性を担保している。

ECCメモリによる信頼性向上により、建設向けエントリーレベルのワークステーションとしても利用が可能になった

デスクトップはCore i7の「Z2 SFF G9」がBIMにオススメ!

 BIMソフトを稼働するには、高度な画像処理性能も不可欠。鍵を握るメモリも最大128GBまで搭載でき(HP Z2 Mini G9 Workstationは筐体の小型さを優先して最大32G)、グラフィックスカードも「NVIDIA RTX A2000(12GB)」までを共通して搭載できる。タワー型筐体のHP Z2 Tower G9 Workstationであれば、より上位のNVIDIA RTX A4500(20GB)の選択も可能だ。

 HP Z2 G9シリーズのうち大橋氏がBIM利用で現在、特に推奨しているのがスリム型のHP Z2 SFF G9 Workstationである。

 「HP Z2 SFF G9 Workstationは、第12世代インテル Core プロセッサーとECCメモリによる高い信頼性により、エントリーレベルのWSとして、3次元の建築設計など幅広く利用可能だ。特に、意匠、構造、設備の設計BIM用途でのイニシャルコストとマシン性能とのバランスやユーザーからの使い勝手の感想を踏まえると、Core i7を搭載したモデルが現時点で一番オススメできる。レンダリングソフトなどの同時利用やCFDシミュレーションといった構造解析を視野に入れるなら、タワー型にNVIDIA RTX A4500の装着やオーバークロックによる処理速度の底上げで、従来のXeon プロセッサーと同等以上の処理性能を備えたCore i9Kが選択肢となる」(大橋氏)。

 WSの構成や利用するアプリの特性もあり、WSの処理能力は一言では説明が難しいが、同社が実施したベンチマークによると、HP Z2 Mini G9 Workstationは4年前のG4モデルと比べ、3D CADでの作図性能は約1.5倍高速に処理し、グラフィックス表示では約2.1倍も性能差が認められた。他にも3D CADソフトの起動から、ファイルオープン、保存までも、1.75〜2倍のスピードアップが証明されている。

HP Z2 Mini G9 Workstationと前々世代G4モデルとの作図性能の比較(HP調べ)

リモートワークの普及を背景にモバイルWS需要も急伸

 一方で、コロナ禍を契機とした社会全体でのリモートワークの広がりを受け、建築向けWSの売れ行きにも顕著な変化が表れているとのことだ。

 「建築系の設計業務は、一般的な製造業と比べて個人で完結できる部分が多く、在宅作業や現場への持ち込みも想定したモバイルWSへの移行が急速に進んでいる。感覚的には、既にデスクトップの半数はノートに切り替わり済み」(大橋氏)。

 HPではモバイルWSとして現在、「HP ZBook Firefly 14 inch G9」「HP ZBook Firefly 16 inch G9」「HP ZBook Power 15.6 inch G9」「HP ZBook Studio 16 inch G9」「HP ZBook Fury 16 inch G9」の5機種を「HP ZBook G9」シリーズとして用意している。このうち、BIM用端末として最も支持を集めていると大橋氏が紹介するのが、HP Z2 SFF G9 Workstationと同程度の性能を有する「HP ZBook Power 15.6 inch G9」だ。

コストパフォーマンスに優れた「HP ZBook Power 15.6 inch G9」

 「第12世代インテル Core プロセッサーにより、高い処理性能と信頼性を実現している点でデスクトップ型と遜色ない。メモリも最大32GB、グラフィックスカードにはNVIDIA RTX A2000 8GBを選べ、BIM環境としては十分。さらに高度な処理を行いたい場合は、上位機のHP ZBook Studio G9シリーズを推奨したい」(大橋氏)。

 HP ZBook Power 15.6 inch G9は、テンキーもキーボードに標準搭載。設計作業では各種の距離計算がしばしば発生するが、ソフトウェアキーボードにはない入力作業の容易性も支持されるポイントの1つなのだという。さらに有線LAN用のRJ45ポートも標準装備し、オフィス内での安定した高速LAN環境下での用途にも対応する。

HP独自の“セキュリティ”と“グリーン”が人気を後押し

 在宅勤務でのモバイルWS利用で問題となりがちなのがセキュリティ。建築設計のデータは紛れもない機密情報であり、厳格管理は企業として重要事項なのは言うまでもない。ただし、リモートワークの浸透に伴い、いわゆるエンドポイント攻撃は巧妙化し続けており、ウイルスなどによる情報漏洩(ろうえい)リスクは高まる一方にある。社内のデスクトップ型WSも、程度の差はあれ、セキュリティリスクについては共通している。

 その点でHPのWSはデスクトップとモバイルの双方で多彩なセキュリティ機能を標準で実装していることも多くのユーザーに受け入れられる理由だと大橋氏は語る。BIOSの書き換え攻撃を自動検知して回復させる「HP Sure Start」、仮想環境を立ち上げてその中でメールやWebの確認を通じて、マルウェアが仕組まれた添付ファイルの開封時やフィッシングサイトなどへのアクセス時に仮想環境を閉じることで被害を防止する「HP Sure Click」、AIを用い、既存のマルウェアはもちろん、未知のマルウェアも検出し端末を保護する「HP Sure Sense」などが備わっている。

 「OSの上、中、下のそれぞれにセキュリティ機能を用意し、『HP WOLF SECURITY』として端末を包括的に保護する。万一の障害発生時にも、安全に自動復旧させる『HP Sure Recover』で、自宅での確実かつ迅速な対応を実現する」(大橋氏)。さらに、HP WOLF SECURITYは「インテル vPro プラットフォーム」と親和性が高く、ハードウェア、BIOS、OS、アプリケーションなど、各層まで掘り下げて、多様化するサイバー攻撃から総合的にPCを守る。

OSの上中下にそれぞれセキュリティ機能を備える「HP WOLF SECURITY」

 また、SDGsやカーボンニュートラルの潮流を受け、企業経営で環境配慮の観点は外せないものとなっており、その点でもHPがグローバルで採用される要因となっている。HPでは、リサイクルプラスチック利用を全体の5割にまで引き上げる取り組みを進め、梱包材からプラスチック素材の使用を原則廃止。金属部品についてもアルミニウムなどのリサイクル比率を引き上げている。製造段階でも、環境マネジメントシステム「ISO 14001」を取得した自社工場で製造されているため、グリーン購入法にも適合するHP製品の採用を通じ、建設に携わる業務で温室効果ガス排出量の低減に貢献できるというわけだ。

「HP ZBook Power 15.6 inch G9」の環境配慮

HP Z2 SFF/Tower G9を安価に導入できるキャンペーン!

 日本HPが提供するWSで、他との違いで見逃せないのがサポートの手厚さ。いくらWSの信頼性が高くとも障害発生リスクはゼロではない。ただし、メーカーのコールセンターのオペレーターの知識やエスカレーションなどが原因で、対応までの時間が長引くこともしばしば。

 「日本HPでは専任技術者によるWS専門の窓口を東京に設置しており、平日に加え年末年始を除く土日祝日も電話対応可能な円滑なサポート体制を実現している」(大橋氏)。

 標準で3年間のハード障害に対するオンサイトでの翌日サポートが保証されていることに加え、オプションにより保証期間の5年までの延長や、当日の出張訪問などのサービスも利用できる。WSのトラブルは業務停止に直結しがちだが、そのリスクも日本HPのWSであれば大幅に抑えられるのだ。

 ここまでの説明で、BIM端末としてどんな製品が人気を集めているかとともに、HPのWSが広く支持される理由も理解してもらえたのではないだろうか。現在、日本HPではスリム型のHP Z2 SFF G9 Workstationとタワー型のHP Z2 Tower G9 Workstationを安価に導入できるキャンペーンを展開中だ。興味のある方は、ぜひキャンペーンページをご覧いただきたい。BIMの本格導入を検討しているのであれば、この機に日本HPに相談してみてはどうだろうか。

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提供:株式会社日本HP
アイティメディア営業企画/制作:BUILT 編集部/掲載内容有効期限:2023年3月1日