各社のコロナ対策やフルハーネスの法令動向、作業効率を高める製品が関心を集める:2020年BUILT年間記事ランキング(1/2 ページ)
2020年は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、政府が2020年4月に緊急事態宣言を発令し、不要不急の外出を避けることを推奨した結果、各社で在宅勤務が急速に普及しました。建設業界の方々にとっては、テレワークの導入やテレビ会議システムの活用、現場の遠隔監視を実現するソリューションの採用など、従業員が新型コロナウイルスに感染しないための手法について考えさせられた1年になったのではないでしょうか。そんな中、BUILTで2020年に公開された記事の中から、1年間の閲覧ランキングトップ10を紹介します。
BUILT編集部では、入職者の減少や技能者の高齢化などで、生産性向上が急務となっている建設業に向けて、業務の効率化に役立つICTやロボット、工法、建材、アプリケーションなどの多種多様な新テクノロジーの情報を2020年も発信してきました。
2020年はコロナ関連の記事に関心
2020年は、新型コロナウイルス感染症への建設会社の対応やコロナ対策となるソリューションなどの記事が年間を通して、多くの読者に閲覧されました。
また、新型コロナウイルス感染症の拡大で、建設業に関連する展示会の多くが開催を見合わせた中、開かれた建設総合展「メンテナンス・レジリエンスOSAKA 2020」(会期:2020年7月29〜31日、インテックス大阪)や建設分野のドローンが集結する国際展「Japan Drone2020|第5回−Expo for Commercial UAS Market −」(会期:2020年9月29〜30日、幕張メッセ)、建築総合展「第5回 住宅・ビル・施設 Week」(会期:2020年12月2〜4日、東京ビッグサイト)の出展製品と講演を取材した記事がよく読まれました。
さて、前置きはここまでとして、2020年にBUILTで公開した全記事を対象にした記事ランキングのトップ10(集計期間:2020年1月1日〜12月28日)をお届けします。ランキングとともに、掲載内容も振り返っていきましょう。
BUILT2020年記事ランキングトップ10
- ゼネコン各社の“新型コロナ対応策”・清水・大林・鹿島ら現場を大型連休後まで原則閉所、竹中も方針表明
- 建設現場での“コロナウイルス”対応法を発表、国交省
- 2月1日から建設業で5m以上の高所は“フルハーネス原則化”、新構造規格への適合も
- 大成建設が開発した50gの「くるくるメジャー」、一般向け販売も
- 建設会社や行政が新型コロナウイルスへの対策を発表、テレワークや消毒液設置などを推奨
- 新型コロナで、建設業界に“テレワーク”は根付くか?ヒューマン総研が独自調査
- 清水建設がマスクの代わりに「マウスシールド」を全国の現場で導入
- 建設業界でも新型コロナの影響は甚大、公共工事一時中止の申し出は250件に
- 清水建設JVがフィリピンで総額1000億円超えのインフラ工事2件を受注
- シャープと清水建設が作業員1人で配筋検査を行える新システムを開発
テレワークの導入とテレビ会議の活用が増加
第1位の栄冠に輝いたのは「ゼネコン各社の“新型コロナ対応策”・清水・大林・鹿島ら現場を大型連休後まで原則閉所、竹中も方針表明」でした。1位の記事や2位の「建設現場での“コロナウイルス”対応法を発表、国交省」、4位の「建設会社や行政が新型コロナウイルスへの対策を発表、テレワークや消毒液設置などを推奨」などにも関連するが、2020年は新型コロナウイルス感染症が建設業に大きな影響を与え、業界で現場での消毒液設置やテレワークの導入、打ち合わせでのテレビ会議システムの活用が進みました。
2020年の年末には、都内で新型コロナウイルスの感染者が急増し、国内で新型コロナウイルスの変異型に感染した患者が確認されるなど、コロナの脅威は増しており、今後も建設業の各社でコロナ対策が継続される見通しです。
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