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設計データをリアルタイム共有、「ARCHITREND ONE」開発 福井コンピュータ:製品動向
福井コンピュータアーキテクトは、住宅関連事業者向けに、オールインワンのクラウド型設計コネクトサービス「ARCHITREND ONE」を開発した。
福井コンピュータアーキテクトは2024年12月11日、オールインワンのクラウド型設計コネクトサービス「ARCHITREND ONE(アーキトレンドワン)」の提供を開始する。設計データを中心に、各種情報をリアルタイムに関係者間で共有し、業務効率化をサポートする。
設計データをシームレスに共有、業務を効率化
ARCHITREND ONEは、3D建築CADシステム「ARCHITREND ZERO」とダイレクトにクラウド連携し、常に最新データを確認できる。図面やデータはURLで共有し、PCやスマートフォン、タブレットなど各種デバイスからアクセス可能。アカウント単位で閲覧制限や編集権限を設定でき、各部署や協力会社と、整合性のある設計情報の共有や進捗確認、遠隔からの作業指示などが行える。
担当者以外でも、CADを起動せずにPDFやJWWへ自動変換してダウンロードが可能。保存された物件データから確認申請書などの申請書類の作成や出力の他、日報や安全記録といった書類や台帳などの電子化や活用ができる。
利用料金(税込み)は、30IDまで月額1万5000円(基本容量は1TB)、追加料金は10IDごとに月額5000円。
なお、ARCHITREND ONEは、 福井コンピュータアーキテクトとフォトラクションが、住宅関連事業者向けの新サービスとして共同開発した。
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