「関内」駅前再開発の街区名称が「BASEGATE横浜関内」に決定 2026年春オープン:プロジェクト(2/2 ページ)
三井不動産ら8社が2022年7月から神奈川県横浜市中区港町1丁目で建設を進める「横浜市旧市庁舎街区活用事業」の街区名称が、「BASEGATE横浜関内」に決定した。2025年12月の完工、2026年春のグランドオープンを予定している。
総延べ約12万8500m2に環境配慮型オフィスなど
再開発計画は、多種多様な施設計画と旧横浜市庁舎行政棟の保存と活用で、次世代の横浜を象徴するエンターテインメント&イノベーションの拠点となる「新旧融合」を特色とした大規模ミクストユース型プロジェクトとなっている。
計画地の神奈川県横浜市中区港町1丁目1番1他は、JR根岸線「関内」駅と横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅の駅前に位置し、敷地面積は約1万6500平方メートル。
オフィスや大学、新産業創造拠点、エデュテインメント施設、商業の「タワー」、ホテル、商業の旧横浜市庁舎行政棟を再生した「ザ レガシー」、ライブビューイング施設の「ザ ライブ」、商業施設の「グリーンウォークテラス」「スタジアムサイドテラス」「ビジターフロント」に加え、「観光案内所」から成る。設計・施工は鹿島建設、竹中工務店、ランドスケープデザインはランドスケープ・プラス、商環境デザインはDegins JPが担当し、総延べ床面積は約12万8500平方メートルを見込む。
タワーの12〜33階に配置するオフィスフロアは、関内エリア最大級のフロアプレートを有し、1フロア2000平方メートル超、天井高2.8メートル、奥行き最大約18メートルの整形無柱空間で自由度が高く、効率的なオフィスレイアウトを実現する。
横浜港や横浜公園、横浜スタジアムを望み、オフィスフロアの玄関口となる11階スカイロビーフロアは海と空のパノラマをバックに、緑や木のぬくもりを感じることのできる空間とする。港町の横浜を一望しながら、企業の枠を超えたオフィスワーカー同士の交流やイノベーション創出を促進するラウンジ、コワーキングやシェアオフィスを含む、さまざまな交流が生まれるイノベーション促進施設を整備する。
また、日射を考慮した外装の開口設定、Low-E複層ガラスの全面採用、熱回収システムの導入などによる熱負荷の軽減に加え、個別空冷ヒートポンプパッケージエアコンの高効率設備導入で省エネルギー化を図り、オフィス部分は「CASBEE ウェルネスオフィスSランク」「ZEB Oriented」の環境認証を取得している。タワー棟は「DBJ Green Building 認証」を取得する予定。
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