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神宮外苑再開発で“伐採樹木”124本減らす 三井不がラグビー場と絵画館の設計見直し:プロジェクト(1/2 ページ)
三井不動産は神宮外苑の再開発で、樹木保全のために計画を見直し、伐採する樹木を当初の743本から124本減らした。ラグビー場と聖徳記念絵画館の設計を修正し、植樹も261本増やしたことで、神宮外苑の3メートル以上の樹木は当初計画の合計1998本から、再開発後には400本増えて2304本になる。
三井不動産は2024年9月9日、神宮外苑地区の再開発で、2023年9月12日に東京都から樹木の保全に関するを受け、再開発計画を見直し、伐採樹木を124本減らして619本とすることに決めた。伐採本数の削減と併せ、新たな緑化計画案もとりまとめ、東京都に報告している。
伐採樹木は当初計画の743本から124本減らし619本に
設計見直し案では、新ラグビー場の北側部分を一部セットバックにしたり、聖徳記念絵画館の配置変更や規模縮小したりするなど、施設計画を工夫したことで、66本を伐採ではなく保存とした。
さらに樹木の樹勢回復などを踏まえ、16本を移植に変更するとともに、枯れ木や損傷で安全管理上伐採する必要のある既存樹木を42本減らした。
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