東京駅前の八重洲二丁目に43階建て複合施設 2029年1月に完成:プロジェクト
東京駅前で再開発が進められている3地区のうち、最後に竣工予定する八重洲二丁目中地区が着工した。オフィスや商業施設、劇場、サービスアパートメント、インターナショナルスクールなどが入居し、2029年1月末の完成を予定している。
八重洲二丁目中地区市街地再開発組合と鹿島建設、住友不動産、都市再生機構、阪急阪神不動産、ヒューリック、三井不動産の参加組合員6社が進める「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」が2024年8月8日に着工したと発表した。基本設計と実施設計は日建設計、実施設計と施工は鹿島建設が担当する。
「東京駅前3地区再開発」の集大成となる最大規模の開発
地下1階〜地上3階が商業施設、3〜6階が劇場、3〜4階がインターナショナルスクール、3〜38階がオフィス、40〜43階がサービスアパートメントとなる予定。地下2階〜地下1階はバスターミナル。
オフィスのうち高層部となる11〜38階は、1フロアが約6300平方メートルの4方向のいずれにも貸室を設置できるフロアプレートで、三井不動産によると都内最大規模になるという。
商業施設には「八重洲ブックセンター」など約50店が入る予定で、東京ミッドタウン八重洲と地下1階、地上2階で接続し、両施設合わせて100店舗以上となる見込み。サービスアパートメントは、1泊から中長期滞在までに対応。客室に加えてレストランやビジネスサポート施設、フィットネスセンターも備える。インターナショナルスクールの誘致も進めており、プールや体育館、屋外運動場も整備する予定だ。
また、「東京ミッドタウン八重洲」「八重洲地下街」「京橋エドグラン」と地下通路で接続し、東京駅から銀座線「京橋」駅をつなぐ歩行者ネットワークを構築する。
建物内には、非常用発電機と常用発電機によるCGS(コ・ジェネレーションシステム)も整備し、電気や熱供給事業を運営する。東京ミッドタウン八重洲内のCGSとも連携して、事務所用途で「ZEB ready」認証の取得を目指す。停電時には、ガス供給が継続する限り、72時間は平常時電力100%。72時間以降も平常時電力50%の電気供給が可能で、入居企業のBCPをサポートする。
【訂正】:初出時、三井不動産が開発主体とありましたが正しくは八重洲二丁目中地区市街地再開発組合他、6社です。上記記事はすでに訂正済みです(2024年10月1日午後12時43分)
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