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ダイドー、塗装作業に適した前腕と肘を支える「アシスト装具」をリニューアル:アシストスーツ
ダイドーは、塗装作業向けに前腕と肘を支えるアシスト装具「TASK AR+SE」を発売した。新製品は、前モデル「TASK AR+」を作業時の安定感が増す改良を施し、リニューアルしている。
ダイドーは前腕・肘を支えるアシスト装具「TASK AR+SE」を2023年11月20日に発売した。前モデル「TASK AR+」の発売から約2年、塗装作業向けに作業時の安定感が増す改良を加え、製品名も前腕アシスト装具のスタンダードとの意味を込め、TASK AR+SE(Standard Edition)に変更している。
前腕や肘を使い、5キロ程度の軽い物や工具持つ継続的作業に効果を発揮
TASK AR+SEは、前腕や肘にかかる負担を軽減するアシスト装具で、前腕・肘を使い、5キロ程度の比較的軽い物や工具を持って行う継続的作業に効果を発揮する。バネの反力によって、肘を曲げる力をアシストし、前腕の保持力を向上させるとともに、前腕および肘にかかる継続的負荷を軽減する。合わせて、ラッチ機構で前腕を一定の角度で固定(保持)し、作業の安定性アップや負担の軽減を実現する。装着は、前腕部分のみで使用時の違和感も少ないという。
TASK AR+SEの重さは580グラム。スチール製で、動力はバネとラジェット。ラッチ範囲は約90度。電力を使わないため、使用時間や場所の制約はない。
ダイドーは使用用途として、塗装作業や工具などを持ち一定の角度で行う継続作業、ジンバルスタビライザーを用いた映像撮影などでの活用を想定している。
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